もういいかげんに政争の具にするのはやめて欲しい | 藤原雄一郎の時事通信

もういいかげんに政争の具にするのはやめて欲しい

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もういいかげんに政争の具にするのはやめて欲しい


ソマリア沖に自衛艦を派遣することに対して、野党は反対しています。でもソマリア沖の海賊対策をしなくて良いとはまさか思っていないでしょう。国際的な警察組織が無い以上、自国の船舶の安全を守るのは国家の責務です。それを今まで、日本の船が海賊の被害に遭遇しても、他国の海軍にまかせて来たのです。これで良いはずはありません。


さすがの野党もそこまで恥知らずではないと見えて、自衛艦の派遣ではなく海上保安庁の派遣を代案として出そうと考えているようです。このひとたちは海上保安庁の巡視艇を見たことがあるのでしょうか。

海保の船の対象は漁業取り締まりなど、丸腰を相手の警察行動です。ロケット砲を装備した、高速艇の海賊をこれで守り切れるのでしょうか。必ず銃撃戦になります。


一方海上自衛隊の艦艇を野党の人たちは見たことがあるのでしょうか。護衛艦に立ち向かう勇気のある海賊はおそらくいないと思います。それほど装備に大差があるのです。海保なら銃撃戦、自衛艦なら護衛するだけで戦うことなく十分に日本の船舶を守ることが出来ます。


まさに野党の反対は「党利党略、何でも反対」のたぐいです。


通常国会の予算案審議における自民党造反議員も、渡辺議員一人であとの反麻生陣営はそれだけの勇気がないことが明白になりました。そうすると総選挙は任期満了の9月になることがきわめて現実的となっています。

オバマ大統領も誕生しました。アフガン協力など矢継ぎ早に要求がこれから出てくると思います。その時に野党は今回のように「政府与党を困らせさえすれば良い」との態度で国政を混乱させ続け、国益を失わせることで存在感を増そうとするのでしょうか。


いいかげんに国益にかかわることを政争の具にするのはやめて欲しいと思います。民主党は「政権担当の能力がある」ことをどうしてもっと押し出さないのでしょうか。これでは政治不信が高まるだけです。