非効率分野の改革で、真の構造改革を
http://www.melma.com/backnumber_101064/
非効率分野の改革で、真の構造改革を
まもなくオバマ大統領の登場です。それと共に百兆円とも言われる凄まじいばかりのバラマキが開始されます。アメリカの狙いはズバリ「世界的インフレ政策」です。インフレで借金の返済を容易にするのです。しかも当面の「一大バラマキ」による米国債の大幅発行の買い手は日本と中国が担わされることになるでしょう。そして「インフレで目減りする」紙切れ同然のドルを日本はさらに抱え込むことになります。
さて日本ですが、生き残るためには日本社会に存在する非効率分野を輸出企業の製造業並に世界トップの効率にする真の意味の構造改革を断固遂行しなければなりません。
非効率の一番手が行政です。税金のムダ使いが跋扈しています。もともと「費用対効果」の観念が全く無い世界ですので、豪腕を持ってこれを正さなければなりません。行政改革と官僚支配からの脱出が日本にとって今世紀最大の課題です。そして行政改革で捻出したお金を真の構造改革に使うのです。
次に非効率なのは農業分野です。その結果、自給率が40%を切るまでになりました。輸出企業で働く人も、農業に従事する人も同じ日本人です。戦後営々と続いた農業保護政策から脱皮して、輸出産業並の競争力を産むための政策に切り替えなければなりません。そうすれば必ず優秀な日本の農業として蘇ります。
農業分野が工業分野と同じ国際競争力をつけたならば自給率は飛躍的に増大し、念願の内需比率の飛躍的な増大に結びつきます。漁業・水産・林業なども同じです。
また「下手な医者ほど儲かる」実費精算の医療分野の改革も急務です。医療に対する適正な評価がなされれば、赤字幅は大幅に減少します。医療・介護・教育分野も非効率の代表のような分野です。このほかにも改革すべき分野は山ほどありますが、紙面の都合でこの程度にとどめます。
百年に一度と言われる経済危機では、当面の財政出動はやむをえないと思います。でも以前のように公共事業に血税をばらまいて失業対策を実施した結果、建設業を非効率化してしまったような愚作は二度と繰り返してはなりません。財政出動には「これが効率化に結びつくのか」と言う観点での厳しいチェックが必要だと申し上げたかったのです。
そのような目で見れば定額給付金は愚策中の愚策であることが良く理解出来ることでしょう。一部の人が言うように二兆円で各家庭に太陽光発電を装備するほうがよほど効率化に結びつきますね。
この週末からクルーズの取材に出かけますので藤原通信はしばらくお休みさせて頂きます。