厚生次官殺害と報道姿勢
厚生次官殺害と報道姿勢
凶悪犯罪がまたもや発生しました。今回は厚生次官経験者であっただけに、産業界の一部から「厚生官僚叩きの異常な報道姿勢が原因である」との非難が出されたそうです。発言元がテレビのCMを出してくれる重要顧客であるだけにマスコミもこの発言に対して腰が引けています。
でもこの発言は誠にケシカラン発言で、報道機関は臆することなく猛然と反発すべきだのに、そのようにしていません。それどころか全くおかしな方向に向かおうとしています。
それは「現代の世相と昭和初期に暗殺が多発した世相と良く似ている。今後さらに凶悪テロが発生してもおかしくない」との報道に各社一生懸命なことです。事実はそうであるかもわかりません。でもこれは「だから凶悪犯罪が発生してもしかたがない」との半ば肯定的な姿勢で、昨今発生している凶悪犯罪をさらに誘導する可能性が大いにあります。
このような報道に対するマスコミの本心は朝日新聞をはじめとする戦後平和ボケ集団が、彼らから見れば右傾化する日本をもとに戻そうとする運動の一環なのです。田母神発言がネットの世界で圧倒的に支持されているのに苛立ってのことです。でもこの煽動も一向に効果がないばかりか、かえって凶悪犯罪を誘導してもお構いなしです。
官僚の税金のムダ使いを告発するのは報道機関の使命です。むしろより積極的に行うべきです。でも秋葉原事件をはじめとする「殺すのは誰でも良かった」事件をワイドショウをはじめとして狂ったように報道する姿勢こそ、このような「誰でもよかった殺人」事件の連鎖を誘発しているのです。
少し前の子供の放火殺人事件も報道の過熱で連鎖反応を起こしました。このように「何を報道すべきか」「何を報道すべきでないか」を報道機関は根本から考え直すべきです。
それから昨日の田原 総一朗のブッシュ大統領との単独会見はまさに国辱ものでした。たどたどしい英語で質問を読み上げる田原総一朗に対してブッシュ大統領は流れるように流暢に回答を返します。でも田原総一朗はブッシュ大統領の回答も理解できていないのでしょう。切り返すことは全く出来ない一方通行です。これではブッシュ大統領の対日宣伝に使われているだけではありませんか。それを「ブッシュ大統領との単独会見」と誇らしげに叫ぶ田原総一朗の情けない姿と恥知らずな態度に悪寒が走りました。
過日の麻生総理の記者会見での記者とのやりとりも鋭さが全く無く、総理の一方的なお喋りに終始しました。過去オーム真理教が電波ジャックして一方的に言い分をテレビが流したのと良く似ています。今や日本の報道機関ほど視聴率至上主義で報道の原点をはずれているものはありません。今回の厚生次官殺害問題を契機に考え直して欲しいものですが、まずは絶望的でしょうね。