世界中が財政出動
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世界中が財政出動
金融危機による景気後退を解決するために、各国が積極的な財政出動をするように求められています。なぜかと言えばバブル崩壊で「膨大な金額のバクチマネー」が瞬時に消えてしまったからです。消えたのはバクチマネーだけでは無かったのです。
バクチマネーがさらなるバクチをするために、実体経済にもお金を流してきました。そしてそのお金により雇用は確保され、景気が良くなったのです。でもバクチマネーは消えてしまいました。その場合、バクチマネーに支えられていた雇用はどうなるのでしょうか。当然消えてなくなります。
日本のバブル崩壊がそうでした。小渕・森内閣はバクチマネーに代わって、公共事業という失業対策に巨額のお金を注ぎ込み、孫子の代でも返却することが出来ない膨大な借金の山を築きました。失業対策としての財政出動は景気刺激にはなりません。年金と同じでなくなると困り、未来永劫続ける必要があるのです。
結局私たち一人一人が借金をしながら、失業対策費を捻出しているのであって、政府が国民を共済しているわけではありません。ですから「借金による失業対策」をいつまでも継続するわけには行かないのです。でも例えば国際競争力のある農業振興にお金を使えば、立ち上がりにはお金が必要ですが、そのうち自立出来て、新しい雇用を創出することが出来ます。このような財政出動は生きたお金の使い方です。財政出動には「良い財政出動」と「悪い財政出動」があるのです。
小泉政権では失業対策と縁を切り、自主自立を求めました。政府が頼りにならないと知った民間企業は必死になって頑張って「公共事業なし」で景気回復を遂げました。その陰で、今や社会問題となっている「派遣社員」を中心とするワーキングプアーが誕生しました。
今、日本を含めた世界中が過去の日本と同じ状況になっています。そして消えたバクチマネーの代わりに財政出動を要求されています。一体どのような形の財政出動を行うのか、注意して見てゆきたいと思います。
失業対策では無い、「新しい雇用の創出」に世界がどのように知恵を絞るか?是非良い案を出して貰いたいものです。私たちも一生懸命に考えなければなりませんが。