事故米 農水省 何をジタバタ
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事故米 農水省 何をジタバタ
農水大臣は自分の発した言葉に責任を全く感じないのでしょうか。汚染米について「人体に影響がないことは自信を持って申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでない」と明言していたではありませんか。そして関係した会社を公表するつもりはないとも発言しました。
それを今頃になって、関係した会社の名前を公表しました。しかもその公表に誤りがあり訂正する「じたばた」ぶりです。関係会社には「加害者」と「被害者」がいるのです。そこを区別もしないで公表するとは何事でしょうか。しかもその発表内容に誤りがあるなんて、言語道断の無責任な行為です。
また汚染米製品の回収について農水省は一言も発言していません。「人体に影響がない」のならば、どうして回収の基準を政府は示さないのでしょうか。「基準値以内であれば回収は無用」とどうして言わないのでしょうか。
自主回収に任せていれば、体力のある会社は、全く問題がなくても回収しますし、体力の無い会社は回収すれば会社が倒産すると、基準値をオーバしていても回収しないかもわかりません。基準値の何倍ならば安全なのか?このあたりの判断基準をすかさず出すのが農水省の役割ではありませんか。
また過去、枚挙にいとまのないほど食品に関する不祥事が発生しています。これはもはや食品業界の体質と断定せざるを得ません。古くはBSE補償に関する不正事件からミートホープ、産地偽装など、不正が堂々とまかり通る業界を育てて来たのは業者と癒着した農水省と族議員ではなかったのでしょうか。
世の中には悪いことをする人間は必ず存在します。事故米の売却が至上命令の農水省の態度を見透かされて、悪徳業者につけ込まれ、あげくの果てに、行政として全く機能していないことを暴露した今回の事件です。悪徳業者は刑事責任を問われ、事件が発覚した時点で世の中から抹殺されます。あってはならないことですが自ら命を絶つ人まで出てきます。でもお役人は全く責任を問われません。
農水大臣や農水省の責任者を即座に罷免することは当然として、過去にさかのぼって責任者を処罰すべきです。お役人に責任を取らせない甘い態度が、行政に対する真剣度を欠くことになりました。また同時に利益誘導に暗躍した族議員も退治しなければなりません。多くの国民は、色々問題はあるけれど、今度こそ政権交代と思っていることでしょう。これでいよいよ自民党の下野が視野に入ってきました。