福田退陣 自民党、早くもメディアジャック | 藤原雄一郎の時事通信

福田退陣 自民党、早くもメディアジャック

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福田退陣 自民党、早くもメディアジャック


本日の藤原通信で「メディア・ジャック」なる言葉を使うつもりでいたら、民主党の鳩山幹事長に先に使われてしまいました。鳩山幹事長が嘆くとおり、連日テレビや新聞に自民党総裁選の話題がトップを占め続けています。今や福田さんは起死回生の手を打ったとの声まであがってきています。


自民党に注意を促したいのは、福田退陣のその日から自民党滅亡のカウントダウンが始まっているという危機意識が必要だということです。候補者が出現する過程からもうショウは始まっています。大根役者の登場では、その瞬間に自民滅亡が決まります。派閥ボス談合がチラリと見えてもそこでショウは終了です。実に厳しいショウの幕開けであることを自覚しなければなりません。


幕開けのサプライズが覚めやらぬうちに、登場人物をめぐって、国民の注目を引くだけでなく、自民党も変わったなと思わせる演技が必要です。その筆頭が、昨年、福田政権誕生の決定打となった派閥談合から脱却し「派閥はもはや機能しない」という演出です。そして一渡り出演者が登場したならば、手に汗握る場面が次々と展開しなければなりません。


しかもメディアが煽って国民がまんまと乗せられた「姫の虎退治」などという低俗なレベルでのショウの進行はまっぴらゴメンです。観衆である国民も低俗なテレビに踊らされる「み~は~」であってはならないのです。早くもテレビ朝日の報道ステーションは独自色を出したいという考えから、「実に浅はかな、しかも強引なこじつけ」を誇らしげに吹聴しています。


自民党総裁選で、私たち国民が「自民党は何を考えているか」が明確になってくるのと同時に、「支離滅裂」小沢独裁の民主党は窮地に立たされます。民主党は何を考えているのかさっぱりわからないからです。これでは選挙戦が圧倒的に不利であることを自覚して、積極的な政策論争を巻き起こしてくれれば、福田総理は私たちに素晴らしいお土産を残したことになります。


政権交代が明確になってきたのですから、国民の大きな不安である「民主党バラマキ政策の財源」を誰の目にも明らかになるように、そして民主党は日本の安全保障をどのようにして確保してくれるのか、明確にして欲しいものです。


武力行使の出来ない日本が給油問題でアメリカを怒らせてどのようにして安全保障を確保するのか。独裁小沢の「アフガンに陸上自衛隊派遣」の構想はどうなったのか。とにかく独裁小沢が何をしたいのか、小沢独裁に対して民主党は何を考えているのか?代表選挙が活発であればこのあたりが明確になったのにと残念でなりません。