福田退陣 早期解散・総選挙 | 藤原雄一郎の時事通信

福田退陣 早期解散・総選挙

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福田退陣 早期解散・総選挙


前回の藤原通信は、福田退陣に関するマスコミ情報に影響されないように、退陣直後に私自身の意見を書きました。それは「自民にとって総裁選を華やかに行い、新政権誕生直後に解散・総選挙を打つ」「このようなタイミングで退陣表明した福田首相を褒めてあげたい」という内容でした。


福田退陣報道が一段落した今朝、このような意見は結構多くのメディアで語られています。そして早くも「国民はこのような茶番に騙されてはいけない」と自民党と新聞の駆け引きまで登場しました。


早期解散が可能かどうかは「自民党が総裁選でどれだけ華々しく、楽しいお祭りを演出することが出来るか」の一点にかかっています。これが自民党にとってまさに最後のチャンスでしょう。ここで内閣支持率を60%以上にまで引き上げることが出来なければ、早期解散は無理であり、自民党の終わりも決定的になります。


全ての自民党員が危機感を募らせて総裁選を盛り上げることが出来るかに注目です。麻生総理誕生の予定調和ではもはや国民は乗ってきません。麻生対反麻生(出来れば小池)のそれこそ血みどろの真っ向勝負でなければ刺激に飢えた国民の関心を引くことはもはや出来ないと思います。


でも多くの国民は「どうせ選挙をしても同じ顔ぶれの登場で、幻滅を感じるだけ」という冷めた意見も数多くあることでしょう。でもこのような政治にした責任は私たち国民にあるのです。自業自得なのです。


大分県の教員採用汚職問題にしても、東京都の破綻しつつある銀行にしても、選挙民は議員に対して「彼らがどれだけ有効な口利きをしてくれるか」を投票の基準にしてきたのではありませんか?


また企業は「自分の会社にどれだけ有利な仕事を持ってきてくれるか」に関心が集注し、建設業や医師会、郵政に組合とあらゆる団体が利益誘導を票に結びつけたのではなかったでしょうか。創価学会は公明党という政治団体まで所有したのです。


ズバリ「政治は口利き」の政治屋を育て、その利益誘導に関係のない国民は、選挙にソッポをむき、棄権に走ったのではないでしょうか。現在の政治の貧困はまさに私たち国民が作り上げたものなのです。そして一番利益を得たのは国民でも政治屋でもなくお役人だったのです。


小泉さんは自民党の「利益誘導組織」を壊滅に追いやりました。そして民主党は独裁小沢党首による「利益誘導政治」への回帰です。従来の民主党にはなかった古い自民への回帰です。状況は大きく変わっています。
今度の衆院選挙こそ、例え茶番だと非難されようと自民党総裁候補者の政策に耳を傾け、小沢独裁の民主党政策の内容を鋭く追求し、投票所に足を運ぼうではありませんか。それしか政治を変えることは出来ません。