解散・総選挙をめぐる駆け引き | 藤原雄一郎の時事通信

解散・総選挙をめぐる駆け引き

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メールマガジン663号   2008/8/6日発行(月・水・金発行)


□□ 解散・総選挙をめぐる駆け引き □□


今回の改造人事で明確になったのは「福田総理では総選挙は戦えない」という
ことです。今回の改造も(福田総理の意図とは関係なく)「いつの間にか改造
が既成事実」となってしまいました。そして思うに任せぬ人事で福田総理は
「このような人事は二度とやりたくない」と呟いていると漏れ聞きます。


しかも「何がしたいかさっぱりわからない」という地味な福田総理の性格は今
後とも変わりませんので「顔が見えない総理」として国民にアピールするよう
なリーダシップは期待しても無理だということが知れ渡りました。


さてこのような状況で早くも古賀氏が「解散・総選挙は来年の任期切れ直前」
とのアドバルーンを上げ始めました。公明党をはじめ天下の趨勢は「年内解散
・総選挙」です。中でも来年7月の都議選に全力投入の公明党は強硬に「年内
解散・総選挙」を主張しています。


「年内解散・総選挙」なら福田総理は遅くとも秋頃には退陣しなければなりま
せん。本人が退陣することを決断しなければ、容易なことでは総理・総裁を引
きづり下ろすことはできません。壮絶な権力闘争がこれから始まります。その
ために怪情報が乱れ飛ぶことでしょう。新聞・テレビでの報道をこれからは鵜
呑みに出来ません。


安倍退陣をめぐって「麻生・与謝野クーデター」説が流れました。今となって
は全くの誤報ですが、あの大切な時に、大いに効き目がありました。今盛んに
「麻生禅譲」説が流れています。「年内解散・総選挙」に関しても今後色々な
虚偽情報が流されるでしょう。


でも自民党がどのようにあがいても、次回選挙で苦戦・あるいは敗北は避けら
れそうにもありません。問題はいつか必ず来る「解散・総選挙」の後に、どの
ような混乱が待ち受けているかと言うことだと思います。小泉退陣以来長く続
く政治の混乱・空白は将来の日本にとって大きな損失になることだけは間違い
ありません。


そうであるならば壊滅的に落ちるところまで落ちて、それから本当に再生でき
るようにするのが一番の得策かもわかりません。そのためには私たちが大きく
変わることだと思います。