環境・環境と騒ぐけれど肝心なことが欠落しています | 藤原雄一郎の時事通信

環境・環境と騒ぐけれど肝心なことが欠落しています

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メールマガジン658号   2008/7/25日発行(月・水・金発行)


□□ 環境・環境と騒ぐけれど肝心なことが欠落しています □□


政治と官僚の世界の腐敗・堕落で日本はいま自信喪失に陥っています。でも日
本がすべてダメなわけではありません。


ここに面白い数字を見つけました。


「GDPをエネルギー消費量で割った『エネルギー効率』で比較すると、日本
は現在、欧米諸国の半分、韓国の3分の1、インド・中国の9分の1、ロシア
の18分の1。文字通り世界の最高水準である。」


どうですか皆さん。日本の省エネルギと環境に対する貢献は世界でもズバ抜け
ています。でもそこには大きな落とし穴があります。2050年にCO2排出量半減と
言っても1990年対比なのです。そのころ日本はすでに世界一の実績をあげてお
り、そこからの半減はとても厳しいものがあります。


このように過去の努力を認めない相対比較よりも、GDPをエネルギー消費量
で割った「エネルギー効率」など絶対的な指標を導入することが大切です。す
なわち世界中を日本のような「エネルギー効率」にすることなのです。これこ
そ人類が生き残る最後の手段ではないでしょうか。


2050年に排出量が半減すると言っても、世界中のほとんどの国が現在の日本の
レベルに遠く及ばないのは誠に情けないことです。欧州などは基準年を自国に
有利になるように血眼で彼らの作戦は大成功しました。だから半減に意欲的な
のです。マスコミはこのあたりを鋭く突いて、排出量半減のしくみのいいかげ
んさを暴くべきなのです。


そして世界中に日本の省エネルギ技術を波及することこそ重要ではないでしょ
うか。そうすれば日本の技術力に支えられた実業の世界で、日本は縦横に活躍
することが可能になります。世界の外交は自国の権益を守るために死闘を繰り
返しています。


外交下手、弱腰外交、お人好しニッポンはいいようにあしらわれています。環
境、環境とうわべだけ叫ぶだけでなく、もっと真実を見つけて欲しいと思いま
す。真に世界のためになることがこのようにしてゆがめられている実情をもっ
ともっと世界に向けて発信してゆくべきではないのでしょうか。