ブッシュの失政 | 藤原雄一郎の時事通信

ブッシュの失政

藤原雄一郎 政治と経済を語る ↓ メルマガ申し込み 
http://www.melma.com/backnumber_101064/
---------------------------------------------------------------------


メールマガジン650号   2008/7/7日発行(月・水・金発行)


□□ ブッシュの失政 □□


ブッシュ大統領の任期も終わりが近づいてきています。8年間の最大の失政と
いえばイラク戦争であることは誰もが認めるところです。でも目立たないとこ
ろにも大きな失政があります。


その第一は世界を混乱にたたき込んだ「サブプライム・ローン問題」です。も
ちろんお行儀の悪い金融機関の「マネーゲーム」に名をかりた詐欺的行為が直
接の原因ではありますが、それを煽ったのがブッシュ政権です。「低所得者層
に持ち家を」との一大キャンペーンを行い、住宅価格の上昇を経済政策の中心
におきました。


そして誇らしげに「今まで自分の家を持てなかった人々が、家を持つようにな
った」と胸をはっています。ブッシュ政権と、サブプライム・ローンを計画し、
遂行した勢力との直接のつながりを、究明するだけの力を私は持ちませんが、
ブッシュ政権がサブプライム・バブルを煽ったことだけは事実です。


その第二は「バイオ燃料」です。貴重な食料を燃料にする。しかもガソリンへ
の混入比率を定めたり、バイオ燃料の目標値を定めて推進させたことも事実で
す。その根底にはアメリカの重要な産業である農業保護の側面があることは否
めませんが、その結果「バクチマネーが食料分野を狙う」土壌整備が出来て、
世界中の人々が食料の高騰で悩んで、暴動まで起こっています。


アメリカは即刻「バイオ燃料推進」政策をやめるべきだと思います。そのよう
な強い意思表示だけで、バクチマネーは食料分野から引き上げるかも知れませ
ん。


詳細を書く紙面がありませんが、私は環境対策としての「バイオ燃料推進」な
かんずく貴重な食料を燃料に転換することは地球資源的に見て問題ありと考え
ています。


「イラク戦争の失敗」と「外交上の手柄をあせるため」に北朝鮮への大幅譲歩
による拉致問題の棚上げ、そしてサブプライム・ローン問題に、食料高騰と、
ブッシュさんは私たちに直接影響する失政をこんなにも多くやってくれたのか
と嘆きたくなる思いです。


日本の政治も混迷を極め、だらしがないことおびただしいですが、世界のリー
ダであるアメリカ大統領の失政がここまで私たちの生活を脅かすようでは困っ
たものです。来るべき大統領選挙で、オアバマ候補ではありませんが「チェン
ジ」を本気で取り組んで欲しいものです。