景気は後退する
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メールマガジン649号 2008/7/4日発行(月・水・金発行)
□□ 景気は後退する □□
7月1日から値上げラッシュです。ガソリンはついに180円を突破しました。
今回の値上げの特徴はエネルギと食料に値上げが目立つことです。世界を荒ら
し回っている「バクチマネー」のおかげでこのような悲惨なことになりました。
そして問題なのは、値上げした品目が「生活必需品」ですから、弱者に厳しい
値上げとなりました。その一方で給与の上昇は期待出来ません。二十世紀後半
は「物価も上昇するが、賃金も上昇する」いわゆるインフレでしたから、「借
金をしても、時間がたてば返済がとても楽になる」というものでした。
でも二十一世紀に入って、このようなことは久しくありません。そして今度の
値上げラッシュです。私たちの消費行動はどうなるかと言いますと、当然のこ
とながら「節約、そして節約」へと向かいます。ですから景気が後退するのは
火を見るよりもあきらかです。
また「消費は美徳なり」と借金を重ねながら消費を楽しんでいたアメリカで、
自動車販売が大幅に落ち込みました。世界の消費の牽引車であるアメリカの失
速は世界的な景気後退を招くことは必死です。全世界に景気後退をバラマクこ
とでしょう。
これから私たちはまさに正念場を迎えます。「変化に対応できるものだけが生
き延びる」ダーウインの法則そのものの時代になるでしょう。「知恵があって
も、力があっても」変化に対応できなければ生き延びることが出来ません。
中には不心得ものが「偽装」で生き延びようとしたり、ヤマダ電機のように「
タダ働き」をさせることで労務費を節約したりするものも出てきますが、長続
きせず、不具合の発覚と同時に奈落の底に落ち込む可能性が大いにあります。
それもこれも自然の摂理です。
でもこの厳しいダーウインの法則から、ひとり除外されている人種がいます。
それが「お役人と政治家」が必死になった守る「税金のムダ使い王国の住人」
です。医療も年金も介護も行き詰まりを見せて、大幅増税が不可避な時に、政
治不在でお役人だけがしぶとく生き延びることを許しているのです。
つい先日のテレビ番組でも廃止のはずの「緑資源機構」がたくましく焼け太り
している姿が紹介されていました。どこまで税金のムダ使いを続けるつもりな
んでしょう。「共汗共苦」の精神は一体どこへ行ってしまったのでしょう。よ
り厳しい監視の目が必要です。