「登校拒否の民主党」に明と暗 | 藤原雄一郎の時事通信

「登校拒否の民主党」に明と暗

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メールマガジン638号   2008/5/28日発行(月・水・金発行)


□□ 「登校拒否の民主党」に明と暗 □□


「政策より政局」「何でも反対の民主党」と評判の悪い民主党に対して「登校
拒否の民主党」との陰口まで生まれていました。その民主党に明と暗の事例が
発生しました。


まず「暗」は国会承認人事です。今頃になって唐突に「事前に新聞に人事案が
漏れた」として「人事案の正当性を議論する前に」入り口で反対を表明しまし
た。その中には長らく片肺飛行の続く大切な日銀審議委員も入っています。こ
れでまた日銀の機能不全がさらに続くことになります。


武藤総裁案の時も散々新聞では事前報道がありました。また日銀総裁が決まっ
た時も事前に報道がありました。でもその時はこの原則を民主党は持ち出しま
せんでした。だのに今回は思い出したようにこのような変な原則を持ち出しま
した。


要するに「新聞に事前に漏れて民主党のメンツは丸つぶれ」という実に幼稚き
わまるダダをこねているにすぎないのです。日頃から「知る権利」を強く標榜
するマスコミはここぞとばかり民主党に罵声を浴びせるべきではないのでしょ
うか?でもその声はそれほど大きくありません。マスコミもまたご都合主義な
のです。


このような「聞いた」「聞かない」という低次元でのダダをこねる行為を即刻
民主党は中止すべきです。


一方「明」は公務員改革の与野党合意です。公務員改革に民主党が反対し、陰
でお役人の高笑いが聞こえると私はいいました。ところがドッコイ、民主党は
踏みとどまったのです。


民主党はこれまで「天下り禁止」と「労働基本権の拡大」の2点の修正要求が
受け入れられない限り、政府案に反対する方針だったのです。ですからまたも
や「改革を標榜しながら、容易に出来ないことを持ち出して結果としてお役人
の思うツボ」となる予定でした。


ところが「天下り禁止は民主党が天下をとってから」と方針を切り替え、与野
党で妥協出来る範囲の修正を勝ち取ってとにかく現状より一歩前進しました。
道路特定財源の一般財源化の時にこそこのような対応を取ってほしかったと思
います。


ともあれ「官僚腐敗列島」の改革が今の日本にとって一番大切なことです。民
主党もこのような国民を見た対応をしてこそ政権に一歩近づくというものです。
今後は「暗」のような事例から「明」への事例へと大きく転換して欲しいと思
います。そうなれば私も大いに民主党を支持します。