アルコール依存症を知らない人

最近、お酒の飲み方がどうもおかしい!?
そう思ったとき、周囲の人に相談するのはあまりオススメしません。


「家もそうだよ。」
と、あっけらかんと言われたりします。
日本という国は、お酒に寛容ですから、お酒の失敗談なんてよくあること。
ないほうが珍しいくらいの感覚です。

私事ですが、美容院で髪を切ってもらっている時に、美容師さんから
「酒が飲めなくて何が楽しい？」
と聞かれました。

私だって、弱いながらも酔った経験はあります。
やたら、楽しくて笑ったりしました。
二日酔いでゲェゲェ言った経験もあります。

でも、私は　酔った時のことを覚えていないというのはイヤですね～。
記憶は、なくしたくない派なんでしょうか？
手術の時の記憶でさえありますからね・・・。

話がまったく、ソレてしまいました。

アルコール依存症というのは
「一般的な又は、常識的な判断」が通用しない病気です。
この病気の知識のない人に相談しても、まったく意味が
ありません。
役に立たないばかりか、かえって聞かないほうがいいような
アドバイスをしてくれたりします。

アルコール依存？　と思ったら、本を読む。保健所に相談する。のをオススメします。
私も受け付けていますが、ごめんなさい。有料となります。

飲酒してどうなる？

ある人が、出社前に飲酒しました。
当然、酔ってしまいブラックアウト。
仕事に行けませんでした。

まず、飲む前はシラフでした。
シラフにもかかわらず、

飲んだら仕事に行けなくなる。　　　　
　　　　　　　↓
職場に迷惑がかかる。
　　　　　　　↓
怒られる。信用をなくす。
　　　　　　　↓
職場の居心地が悪くなる。

このことが想像できなかったのでしょうか？


何かイヤなことがあったのかもしれない。
仕事のストレスがあったのかもしれない。


だけども・・・・。


今の酔いが覚めた時、もっと地獄ですよ。
飲んでしまって仕事をすっぽかした。

この、自分のしてしまったことで、またどんなに自分が苦しくなるのか!？
自責の念にかられるのは、あなた自身です。

一口、飲む前に、飲んだらどうなるのか？？？
少しだけ、考えてみて欲しいです。


もう、いいや・・・。　と思ったアナタ

それは、本心ですか？

アルコール依存症は酒が好き？

こんばんは。NORANAです。
すっかりご無沙汰していてごめんなさい。
さて、今日のお話です。

アルコール依存症＝酒好き
こう思われていますよね？
そりゃあ、そもそも、好きでなかったら飲みませんね。

でもでも・・・

そこらで寝てしまったりだとか、
朝起きれなくて会社に遅刻してしまう等・・・
だんだん問題ばかり起こすようになってきても、
相変わらず飲んでいる。


この時、周りは思うワケです。


「そうまでして飲みたいのか？」
「そんなにアルコールが好きなのか？」


この時も酒が好きなのか？？？
っていうと、少し違います。


いろんな離脱症状が出てきて、飲まずにはいられない。
アルコールに支配されてしまっている、と言った方がいいかもしれません。

手が震えてきたリ、汗が出たり、イライラしたり。
幻聴・不安感などもあります。
それらを抑えようと、ほんのちょっとだけ飲む・・・
つ・も・り・が、もう止められないんです。
ハッキリ言います。
依存になってしまたっら
「ほんの少しだけ・・・」
これは、もうムリです。

薬物依存と同じですから、アルコールが切れた状態は非常に辛いんですね。
だから、酒類が手に入らなければ、料理酒だって飲みます。
単なるお酒好きの人は、料理酒を飲んでもマズイと感じますが、
依存症の人はウマイとかマズイではなく、酔って今の状態から
逃避できればいいんです。

中島らもさんの小説にもありました。
酔うために、消毒用アルコールも飲んだと・・・。

アルコールというのは、嗜好品です。
別に、飲まなくても生きていけるモノです。
だから、好き勝手に飲んで、依存になったって自己責任でしょう！？
と、私も思っていました。
確かにそうなのですが・・・。

アルコール依存者も、自分の酒の問題を何とかしたいと思って
いるのです。
相手を病人と見ることによって、私たちの心の中に渦巻く怒りや
憎しみが和らぎます。
まず、私たち家族がアルコール依存症という病気を知ること。
本人にも自覚してもらうこと。
回復への一歩は、それが大事だと思います。

アルコール依存本人の立場と家族の立場

私もこれまで、随分とお酒にとらわれてきました。

主人は飲酒を隠します。
「飲んでる？」　って聞いても
「飲んでない。」　って答えます。
酒臭いし・・・
飲んでないワケないじゃん・・・

こちらも見極めようと必死です。
どっちなのか・・・
飲んでいるのか？
飲んでいないのか？

最初のうちは、私だって「飲んでいない。」　を信じていました。
でも、そう言いながら・・　結局、飲んでいる。
（これが、また、酎ハイの空き缶やら見つかってバレるんです。）

そうすると、信じたいけれど信じることが出来ない。
に変わってくるんです。
「飲んでいない。」ことを心底、信じてしまったら！？
いざ、飲んでるって分かったとき、
ものすごく傷つくんです。
家族の心のダメージは大きいですよ！

だから・・・
傷つきたくないから・・・
疑ってしまうんです。


さて・・・
主人にしてみれば、そりゃあ、ウソついて飲んでいる時もあったさ。
でも、最近は本当に飲んでいない・・・
ガマンしている・・・
寒くて、顔が赤くなっただけでも、飲酒しているといわれる・・・
飲んでなくても、どうせ飲んでる。
と言われるくらいなら、
少しだけ飲んじゃえ！！！


と、禁断の一滴を口にする・・・


ことになってしまいます。


このように、どちらもツライわけです。

あなたの立場・・・
私の立場・・・

それぞれの思いがあるのです。

いったい、どちらが、悪いのでしょう？？

「依存症」は、人間関係を大きく壊してしまうモノ。

信頼関係を大事にしたくないですか？

あなたも私も・・・。

アルコール依存症の家族は苦しんでいる

昔、何かで読んだのだけれど・・・
お医者サマが、
「自分がガンになって始めて患者さんの気持ちがわかった」
「自分はなんて患者さんに対して冷たかったのだろう」
と反省して、
それからは、患者さんの気持ちに寄り添った、診察をするようになった。
という内容でした。
病気だけを見て、患者さんを診ていないというヤツですネ。

「アルコール依存症患者に対する家族のあり方」というモノがあります。
接し方ですね。
酒を捨てない、隠さない。だとか・・・。
後始末をしてはいけない。だとか・・・。

それは、もっともなワケです。
だから、時として、それを守れなかったりする家族がいけない。とされたりします。

でも・・・でもですよ。

家族は、アルコール依存の家族のために、これまた病んでしまっているのが、
少なくないハズ。
家族は、アルコール患者を支えるけれど、家族を支えるのは誰ですか？
って、ことです。

家族は、自分たちは被害者だと思っているんです。
それはそうですよね。
普通の家庭ではないような、迷惑をかけられているんですから。

本当は、家族も改めなければいけないんですけど、なかなか難しいんです。
普通の常識とは違いますから。
本人が、アルコール依存症だと認めるのが難しいように・・・。
試行錯誤していきながら、回復へのサポートをしているのです。

多くの病気の場合、患者本人は、痛い思いをしたり、薬の副作用に
悩まされたりしながらも、病気と闘っています。
家族もその頑張りを目の当たりにして、一生懸命に支えます。

ところが、アルコール依存症の治療の場合、
断酒したのに、何かのきかっけで飲んでしまったりして、
家族は支えようと頑張っているのに、
また裏切られた・・・
を繰り返すうちに、もういいや。ということになってくるんです。
それは、そう思っても責められないことだと思います。

止めた方がいいのはわかっているんだけど・・・。
という人がいたら、是非、アルコール依存の治療をする
という決断をして欲しいな、と思います。

随分、家族よりの視点で書きましたが、家族は回復を願っているのです。

アルコール依存症とは、飲酒がコントロールできない病気

アルコール依存症とは・・・
飲酒をコントロールできない病気です。

私たちには、あれがしたい。これがしたい。
という欲求がたくさんあります。
でも、実際にはほとんどのことを我慢しなければなりません。

仕事に行きたくなくたって、行きます。
食べたい時に、好きなものを好きなだけ食べる。なんていうのもムリ・・・。
寝たいときに好きなだけ寝るのもムリ・・・。

子供だって、イヤながらも宿題をキチンとやろうとします。

今、やっていいこと。
今、やってはいけないこと。
それを判断しながら、自分の意志でコントロールしています。

「今、一番大事なことは何か？」　

それが、アルコール依存症の人は、
飲酒することが第一になってしまいます。
その欲求が抑えられません。

なぜ・・・？



それは、そういう病気だから・・・。

簡単です。
病気だからです。

病気になったら、どうします？
病気とわかったら治療しませんか？
普通は、治療しますよね。

アルコール依存も病気なのだから、治療が必要なのです。
まず、本人が
「アルコール依存症という病気を治そう」
と、決心すること！
それが、回復への第一歩です。

飲酒は二十歳を過ぎてから！

■お酒は二十歳を過ぎてから！
と法律で決まっていますよね。

ところが、少しくらい・・・
とか、ナントカで飲んでしまう人がイナイとは言えない・・・。

アルコール依存症になるには、飲酒を開始した年齢も
大きく関わってきます。

まだ、脳が出来上がっていない１０代での飲酒は、
アルコール依存症へのリスクが上がってしまいます。

だから、好奇心からちょっとだけ飲んでしまった。
なんていうことのないようにキマリは守りましょう。

アルコール依存症になんてなってしまったら、
そりゃあ、大変なんです。

お酒は飲むもの！呑まれたらイケマセン！

アルコール依存症からの回復 ケース１

これは、４０代男性のお話です。

いわゆる、お酒大好き人間で、外で飲んでは、ケンカをしたりと
何かと問題行動を起していました。

それで、ご両親は
「好きなだけ飲んでいいから、飲むのは家だけにしてくれ。」
とアルコールを自由に与えました。

家の壁なんかは、ゲンコツやら足蹴りで、穴がたくさんあいていたそう・・・。

そんな飲酒の日々が続くワケもなく、とうとう入院することになりました。

アルコール治療プログラムを終えた男性は、
再び飲酒することもなく
再就職をして働いているそうです。

家族は、患者のアルコールのコントロールはできないものですが、
このように自由に与えることもなかなか出来ないものです。

底付きが、早く訪れるのかもしれませんが・・・
本人がアルコールを辞めようと思うこと
これが、一番大事なのはハッキリしていますが、
回復する道のりというのは、本当に人それぞれです。

食欲が出てきて・・・

青白かった主人の顔色は、

だんだん赤みがさしていきました。

目に見える変化として印象深かかったのが、主人の腕です。

二の腕に、紫色の虫さされの痕が、いくつも残っており、

それは、まるで水ぼうそうの時のようで

「何なんだろう・・・」

と思っていましたが、

食事を食べられるようになり、無数の二の腕の傷跡は

きれいな腕へと戻っていきました。

私とアダルトチルドレン ３

学校から家に帰るのに、私の感情はありません。

父と母がケンカをしていないか？
父の機嫌がどうか？

だけです。

また、怒鳴り散らしていないのか？
暴力をふるっていないのか？

どんな状態であっても、私は平然としていなければいけない。

そう。

完全に家庭としての機能を失っています。
家庭に安らぎなんてものは、全くなかったです。

そんな私が家庭を持ちましたが、ケンカの連鎖は断ち切れません
でした。