今年、再生した土を種蒔きに使用したところ雑草に悩まされる事になりました。
【種まき後雑草が生えてきたマリーゴールドの連結ポット】
今まで雑草はさほど気にならなかったので、これは雑草の素となる微塵も混ぜてしまったのが原因だと思う次第。
それで、たまたまネットで観た「土の再利用法」には、「篩にかけてゴミを取った後、ビニール袋に入れて3週間ほど放置しておけば殺菌と雑草の駆除ができる」とあり、この場合微塵が混じっていても大丈夫らしいんですが、前回書いたように微塵が混じると水やり時に水を弾くとか不具合があるので微塵は除去する事にします。
ただ、3週間も待っていられないので手っ取り早く熱を使う事にしました。
それに、熱を使えば土が乾燥して微塵の除去は容易に思いますし。
ちなみに、「熱処理」と言う方法自体はあるらしいんですけど、手間と費用がかかるので一般的ではないらしいです。
ま、とりあえずやってみます。
それで、熱を使うとして思いつくのがガスコンロとストーブ。
で、最近は物価高騰でカセットガスボンベも安くはありませんから薪を使うストーブを選択しました。
薪はタダだし.....。 f(^^;
ただし、普通のストーブでは煙が厄介なのでロケットストーブを使います。
と言う事で、まずは挿し木に使用した用土から。
最初はホットテーブル(ロケットストーブ3号機)で加熱するつもりだったのですが、囲いがないとやりづらいので、バーベキュー用の鉄板を使い土を炒める感じにしました。
しかし、熱伝導を考えると効率が悪いのでヒートライザー上部に置いたんですが、ヒートライザー上部は径が100mmほどしかないので効率はそれほど良くない。
【ヒートライザー上部】
↓
仕方がないので、鉄板はプリヒートと言う事にし、仕上げをホットテーブル上で行う事にしました。
とりあえず鉄板に敷いた状態で蒸す感じにはなるのでそれだけでも効果はあると思いますが、水分を含んだ土では微塵がきれいに分けられません。
乾燥したら篩(ザル)にかけてゴミを取り、その後は下画像のようにザルより細かい網目で微塵を除去。
篩にかけて残った大きいヤツは一旦ボウルに入れ.....、
鹿沼土の空いた袋に入れて保管する事にしました。(この時はまだコンテナを購入していません)
この後は鉢に使った培養土をやったんですが、1日では終わらずその後も休日には継続して作業する事になりました。
と言うのも、先述の通りどうにも効率が良くないからで、結構な薪を使った割には処理した土の量は少なく、のべ20時間ほどで処理できた土はおよそ30ℓ。
コスパは最悪です。 (>_<)
専用の物を作らないとダメで、それについて作業しながら色々と考えていました。
ちなみに、ザルで分けた物とそれより細かい網目で分けた物の違いは下画像の通り。
【ザルの網目を抜けた培養土】
【更に細かい網目を抜けた培養土(微塵)】
微塵は更に分けられそうな感じなんですが、今持っている物以上に細かい網目がないのでここまで。
ともあれ、地道に作業を続け現時点で以下のように分類しました。
「加熱しない培養土」と言うのは、加熱が間に合わないのでその間に篩にかけゴミを除去した物で、こうしておけば加熱後のゴミ処理は早いし、このまま保存しておけば太陽光により内部温度が上がって加熱せずとも殺菌と雑草の駆除ができるかと。
要は、この記事の冒頭に書いた「3週間放置」と言うヤツ。
ただ、途中からやったので量は少ないです。
それで、加熱していない培養土は加熱していないだけあって水分を多く含んでおり、日光が当たると内部温度が上昇し結露してしまいます。
【加熱した培養土(上)としていない培養土(下)】
加熱していないヤツはとりあえず雑草が生えて来さえしなければ大丈夫だと思うんですが、本来はコンテナ一杯に入れて密閉する形がいいんでしょうね。
と言うような事で、今回は手間をかけた割には得た物が少なく、「新品を購入した方が手っ取り早いか?」と言う感じになりました。
ただ、手間はかかったものの費用はかかっていないのでOK。 f(^^;
コンテナは熱処理に関係なく、元々土を保存するつもりで購入したので関係なし。
ともあれ効率の良い方法を考えましょ。
ところで、除去した微塵は、現在袋に入れて保管中。
加熱処理した物だけにただ捨てるのは惜しいので、何かに利用できないものか考えていますが、そもそもが必要のない物だけにどうしたものか.....。
思い付くのは芝の目土くらいだけど、計画しているミニ庭園の盛り土に利用するのも良いかと。
ま、急がないのでゆっくり考えます。
では、また! (^o^)/