相続泥沼物語 第1話(最後の願い)
昨年の1月父親が亡くなりました。本当ならとっくに相続も済んでいないといけない
ところなのですが、いろいろあってまだ終わっていません。その顛末を書いていこう
と思っています。多分長期連載になるかもですw
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3年前地元を離れて大手自動車メーカーで正社員になるべく派遣社員として働いていました。
その間、父といろいろと揉めて1年ほど前から音信不通状態が続いていました。
遅くにできた子供なので父の年齢は85歳。母は14年ほど前に他界しているので
実家で一人暮らしをして近くに住んでいる僕の妹が時々様子を見に行くという状態だった
のですが、おととしの年末から体調を崩し入院していました。
だいぶ具合が悪く体力的にもう先はない状態ということで妹から連絡があり、仲たがいは
しているけど最後に会っていたほうがいいかもということで週末の休みに帰省する予定
でいました。しかし、その連絡があった日に容態が急変し急遽帰省。僕が到着してから
10分後に息を引き取りなんとか死に目にあうことができました。
遺体を病院から引き取り葬儀場の控え室に安置。その夜は僕が朝まで父と一緒に
過ごすことになったのですが、その前に妹と葬儀の予定を話し合っているときに
妹が「お父さんから頼まれていたことがあったんだけどさ。。。」と何枚かの写真を
取り出しました。
「これを火葬のときに棺桶に一緒に入れて欲しいって」
見てみると古い写真ですが、若い女性の写真です。でもあきらかにおふくろとは別人。
すぐにピンときました。前妻の写真か。。。
父は再婚で僕達の母親と結婚する前に別の女性と結婚していて死別したらしいのです。
その話は母から聞きました。納骨堂に父が墓を購入してそれから墓参りをするように
なったのですが、それは前妻の女性のお墓でした。
てっきり先祖の墓だと思い込んでいた僕はなんか複雑な心境でした。母はもっと
複雑だっただろうけど。。。
父の亡骸を横にして父を亡くした悲しみはどこかへ消えて父に対する不満がだんだん
湧き上がってきました。それほど好きだったのはわかるけど、なんで全く面識のない
自分達にそんなことを頼むのか。せめて僕達の母の写真も一緒ならまだ納得できた
のに。。。
「なんでおふくろの写真は入れないんだよ。。。」
誰もいない部屋の中で物言わぬ父にふとつぶやいていました。親不孝な息子です。
続く。。。
ところなのですが、いろいろあってまだ終わっていません。その顛末を書いていこう
と思っています。多分長期連載になるかもですw
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3年前地元を離れて大手自動車メーカーで正社員になるべく派遣社員として働いていました。
その間、父といろいろと揉めて1年ほど前から音信不通状態が続いていました。
遅くにできた子供なので父の年齢は85歳。母は14年ほど前に他界しているので
実家で一人暮らしをして近くに住んでいる僕の妹が時々様子を見に行くという状態だった
のですが、おととしの年末から体調を崩し入院していました。
だいぶ具合が悪く体力的にもう先はない状態ということで妹から連絡があり、仲たがいは
しているけど最後に会っていたほうがいいかもということで週末の休みに帰省する予定
でいました。しかし、その連絡があった日に容態が急変し急遽帰省。僕が到着してから
10分後に息を引き取りなんとか死に目にあうことができました。
遺体を病院から引き取り葬儀場の控え室に安置。その夜は僕が朝まで父と一緒に
過ごすことになったのですが、その前に妹と葬儀の予定を話し合っているときに
妹が「お父さんから頼まれていたことがあったんだけどさ。。。」と何枚かの写真を
取り出しました。
「これを火葬のときに棺桶に一緒に入れて欲しいって」
見てみると古い写真ですが、若い女性の写真です。でもあきらかにおふくろとは別人。
すぐにピンときました。前妻の写真か。。。
父は再婚で僕達の母親と結婚する前に別の女性と結婚していて死別したらしいのです。
その話は母から聞きました。納骨堂に父が墓を購入してそれから墓参りをするように
なったのですが、それは前妻の女性のお墓でした。
てっきり先祖の墓だと思い込んでいた僕はなんか複雑な心境でした。母はもっと
複雑だっただろうけど。。。
父の亡骸を横にして父を亡くした悲しみはどこかへ消えて父に対する不満がだんだん
湧き上がってきました。それほど好きだったのはわかるけど、なんで全く面識のない
自分達にそんなことを頼むのか。せめて僕達の母の写真も一緒ならまだ納得できた
のに。。。
「なんでおふくろの写真は入れないんだよ。。。」
誰もいない部屋の中で物言わぬ父にふとつぶやいていました。親不孝な息子です。
続く。。。