5月30日。

 

第二種電気工事士 筆記試験の会場は徒歩圏内。

 

 

 

 

頭に血が上り、肩にチカラが入るのを少しでも軽減できるよう、

 

緊張をほぐすために足を動かして試験会場へ向かう。

 

9時45分までに着席とあったので9時15分を目指して出発。

 

天気も良かったので予定時間にはなんなく到着。

 

 

 

 

 

すでに会場周辺には大勢の学生や、

 

お兄さん、にいちゃん、アニキ、

 

おじさん、おじさま、おっさん、おっちゃんと

 

おじいちゃん、おじいさん、じーさん、じーちゃん

 

と幅広い方々(全て憶測)が集まっていた。

 

 

 

 

 

 

受験番号の席は7階。

 

マスク着用での階段。

 

まるで登山。酸素が薄い。

 

 

 

 

 

 

同試験室には130人くらい。

 

女性の方も知る限り2人はいらっしゃった。

 

 

 

 

 

受験番号の席を探し、

 

机は3人がけ用を2人席で。

 

真ん中の椅子を外した両サイド。

 

各席の通路側に受験番号と名前が貼ってある。

 

周りは学生だらけの席。制服が眩しい。

 

 

 

 

席は入ってすぐだったので

 

片側に人がいないのはラッキー。

 

 

 

 

ただ、入退室のメイン通路でもあったので、

 

後に、焦ることになるとは知らず。

 

 

 

 

 

 

受験票を机の通路側に置いて筆記用具を準備したら

 

時間まで暗記。

 

最後の悪あがきタイム。

 

 

 

 

 

試験についての説明、9時45分には

 

机の上は筆記用具のみ。

 

 

 

 

配られた問題と解答用紙。

 

マークシートの受験番号印字を確認して試験スタート。

 

問題用紙はA3サイズ。

 

広げるとA3サイズが2面分。

 

 

 

お隣さんが陣地を攻めてきたので、

 

45度左を向き、問題に集中。

 

 

 

 

 

途中、インターネット申込みで添付した顔写真と

 

実物の照合があり、検査官がまわってくる。

 

マスクをずらし、お互いに会釈する確認が終わり

 

再び試験に集中。

 

 

 

 

 

 

前日に練習した計算問題が出たり

 

抵抗と並列、抵抗と直列も試験開始前の暗記で出たり

 

で、マスク下でほくそ笑む。

 

 

 

 

 

ところが

 

全く勉強していない実技側から

 

「ボンド線の取り付け問題」が出て、

 

 

 

こんなん聞いとらん

(知らん)

 

 

経験者や学生しか正解せんじゃん。

 

せこー。と思った。

 

勘で解答してまんまと外れたのは言うまでもない。

 

それが、問21。

 

 

 

 

 

今までにないくらい、じっくりと問題を解き

 

マークシートへ記入する前に、

 

もう一度確認しようとしたら

 

11時の退出可能時間到来。

 

試験開始から60分後。

 

 

 

 

 

ここで、ぞろぞろと退出者が私の左側を通過していく。

 

 

 

 

 

 

もう終わり!?

 

見直しも!?

 

 

 

 

 

ここで焦りが増すとロクでもないので

 

「私は焦っている。私は焦っている。」と頭で認める。

 

落ち着かせようと「大丈夫。大丈夫。」は、

 

気持ちが真反対なので、私には効果なし。

 

※人によります。

 

 

 

 

 

 

前の席の方も、お隣さんもいなくなったので

 

とりあえずの深呼吸。

 

 

 

 

 

 

問題用紙の答えに印を付けながら解いたので

 

マークシートへ答えを反映させていく。

 

 

 

 

 

塗りつぶす前にもう一度問題をよみ

 

塗りつぶす欄を確認。

 

いつにも増して慎重。

 

 

 

 

 

答えの欄を間違えるのだけはイヤ。

 

試験会場に間に合わなくて試験を受けれないのはもっとイヤ。

 

実力以前のミスが本当にイヤ。

 

 

 

 

 

 

全問記入したら、また1問目から見直し。

 

やっと納得がいって、時計を見たら11時50分。

 

試験時間は2時間なので ほぼ着席。

 

しつこく粘った私の試験は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

帰りも階段を利用。

 

安心したのか、気付けば地下まで降りていた。

 

暗かったよね。

 

暗いから気づいたんだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

帰りは夫が迎えにきてくれるというので

 

大好きなケーキのお店で待ち合わせて

 

おつかれさまのごほうびを買う。

 

夫もごほうびに便乗。選ぶのに困っていた。

 

ショーケース内のケーキが全部がおいしそうで。

 

 

 

 

 

やり切った後のケーキは最高だ。

 

口の細胞は大よろこび。

 

受かってもないのにケーキを買うのが私。

 

 

 

 

 

達成感は心にも体にも影響する。

 

アドレナリンも出たでしょう。

 

 

 

 

 

試験の同日、夕方には学科の回答速報。

 

50問中、39問あっていたので飛び跳ねる。

 

合格ラインは60点(30問)。

 

ビールをあけて夕飯前に乾杯。

 

 

 

 

 

翌日、試験センター(本家)の回答でも同じだったので一安心。

 

やったー。

 

やったよー。