タウンウォーク | FJCネットワーク東京 公式ブログ

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FJCとしての活躍を志す者たちが、利害関係のない、自由な立場で相手の考えを聞いたり、自分の考えを話したりする『議論の出来る場所』として機能させ、お互いに尊重し合い、交流を深めるサークルです。

2009年1月17日(土)はFJCネットワーク東京のタウンウォークを開催いたしました。

メンバーの皆様から16名のご参加をいただきました。

当日はこの寒い時期に、タウンウォークを歓迎してくれるかのような、むしろ暑いくらいのポカポカ天気でした。

コースは新宿駅に集合して4班に分かれ、各班1台ずつの車いす(自走式or介助式)に変わりながら乗り、段差等の確認をしながら地下鉄都営大江戸線に乗り、都庁前駅を経由して東新宿駅まで行きました。

車いすでの移動なので、改札は自動改札を通ることもできなく、またエレベーターの利用をしなくてはホームへたどり着くことはできません。
FJCネットワーク東京 公式ブログ-タウンウォーク1

ホームへ行く途中は多目的トイレに寄り、移乗動作の確認も行いました。
FJCネットワーク東京 公式ブログ-タウンウォーク2

ホームへたどり着くと、普段では目につかない車いすマークを発見。
FJCネットワーク東京 公式ブログ-タウンウォーク3

ここから車輌に乗ると、余裕のあるスペースをもって乗車することができます。
FJCネットワーク東京 公式ブログ-タウンウォーク4

東新宿駅を降り、その後、最近メディアでも高齢者率が高いことで注目されている戸山ハイツを通過し、東戸山高齢者在宅サービスセンターを見学しに行きました。

こちらの施設は、小学校の空教室を利用して作られたということで、高齢者が使いやすいように改修されて利用しているということです。
FJCネットワーク東京 公式ブログ-タウンウォーク5

施設長からご説明をいただき、沢山の事を学ぶことができました。

施設を利用されているご利用者が作られた絵です。
FJCネットワーク東京 公式ブログ-タウンウォーク6



公共交通機関を車いすで自走したり介助したりできる機会として、貴重な経験となりました。


その後意見交換会も行われましたので、以下に詳細を記させていただきます。

※車椅子について
・練習をしないとなかなか難しいことが、わかった
・自走の車椅子を押すのが難しかった
・思っていた以上に軽くなっていた

※電車の移動(大江戸線)について
・(慣れてなかったので)ホームぎりぎりを歩くことがあり、落ちそうになった
・車椅子を室内で使うことが多かったが、今回の経験でまだまだ不利な状況が多いことに気がついた。
・路線によっては、線路とホームの間に柵があるが、大江戸線はなかったので、
不安に感じた。
・ルートやエレベーターの位置を予め確認しておかないと、スムーズに移動できない。
・車椅子の方にもわかり易い表示・方法がほしい
・車椅子にとっては、点字ブロックが、以外に邪魔なことに気がついた
・大江戸線がバリアフリー仕様になっているのを、今回はじめて知った
・駅員の補助が足りない気がした

※東戸山高齢者在宅サービスセンターで
・所要人数をもう少し増やせばいいと思った。
・利用者さんの作品が見事
・月1度の行事は、利用者さんにとっても嬉しい事だと思う
・所長がいい方なので、ここに通所されてる方は、幸せだなと感じた。

※全体を通して・その他
・まだまだこの業界に可能性があると思う
・車椅子が止まって、健常者を先に通す状態は、社会的におかしいと思う
・自走者だけでは、町の移動は無理
・今回のタウンウォークは有意義だったので、今度は福祉用具の講習をしてくれると嬉しい
・ハードで補えないときは、ソフトで対応してほしいところ。ただ、ソフトな部分で何をしていいのかわからない人がいるのでは?皆で方法を考えたい!!
・健常者の視点からなかなか離れられないが、福祉の世界を通して、環境を充実させたい


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