昨日の産卵調査では、思わぬ特典がありました。

雨続きで梅雨明けが観測史上もっとも遅くなった今夏は、日照時間がかなり少なかったため砂浜の温度が
上がらず、孵化の時期も例年より1週間以上遅れていました。
孵化が始まると、土曜、日曜は夕方放流会が行われて、お盆のころから小さな子供を連れた家族でにぎわう
のですが、今年はまだ孵化がなかったんです。

産卵調査で孵化小屋へ行くと・・・
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なんとその朝に初孵化がありました!(左下から2番目)

かわいい子ガメがうじゃうじゃ
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実際は1週間くらい前に孵化しているんですが、生まれたばかりの赤ちゃんガメにとって砂の中からはい出る
のはたいへんな重労働、みんなで一緒に砂を下へ落としていくんです。
ところが、すぐ疲れてその場で眠ってしまいます。
そしてまた、だれかが動くとまわりもつられて動き出す、そしたまた寝る、を繰り返して、1週間近くかけて
砂の上に出てきます。

出始めると、次から次へと湧き出すように出てきます。
このころには、姿かたちもしっかりしています。

孵化初日は記者発表&放流会
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朝の産卵調査で孵化を知った方々が、夕方また浜に集まりました。
今日は69頭が放流されます。

かわいい赤ちゃんガメ
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体長は約6cm。
大きな前足(ひれ)を元気よくパタパタさせてます。

いよいよ放流
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紫外線を放つ海の方へ向って、勢いよく駆け出します。

そして大海原へ
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生まれて初めての海に、何のためらいもなく突入していく。
これから黒潮に乗ってアメリカ西海岸まで旅をして、赤道をまわり20年かけてまたこの浜に帰ってくる。
しかし、大人になって帰ってこれる確率は5000頭に1頭といわれている。

達者でな~。
親孝行しろよ~(これは無理か)
20年後にここで待ってるぞ~。