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やっと出来た メス型
辛かったわ
塗りなおすこと三回
積層やり直し二回
マット三層
ロービング5層
約8ミリ
離型できんかったらどうしようとおもったわい
抜けた
スカッとした
やはり抜くのはいいのう
実際にはどのくらいの仕上げがいいのかと
聞かれたんじゃが
実務家でないので確信は持てんが
一応目安として
10メートルの船が7ノットくらいで走れば
境界層の厚みはだいたい計算上30ミクロンくらいじゃ
じゃから、大体400番くらいのペーパーが
25ミクロンじゃから600-1000番くらいで仕上げたら
ええはずじゃ
ディンギーのセンターの長さ全てが
境界層長さとすると1.5ミクロンくらい
フィンはその半分の0.7くらいじゃ
じゃから、ディンギーはホルトの1ミクロン
ウィンドはホルトの0.3ミクロンのコンパウンドで仕上げれば
よさそーじゃ
あ、あと
こういう計算は
境界層厚みの計算法が
たぶんネットにあるような気がする
大きな大会の遠征に行く時は
うちはセンターとラダーをチェックして
傷があったら塗る
↑水性ペイント中
めんどくさいから
ひろいパテを入れて
120番240番400番で磨いた後
いきなり水性ペイントを
ぶっかけて
けんま
そのご
クリアーをぶっかけて
研磨研磨研磨コンパウンドコンパウンドコンパウンド
何でそこまでするんかというとじゃな
物はかならず力を加えると動くんじゃ
じゃから、セールがわずかでも力を発生したとき
もしも風下に動かんとしたら
それは反作用の力か抵抗する別の力(揚力)が働いとるからじゃ
そして水と空気の密度差は800倍じゃから
原則、セールエリアの800分の1の大きさに
センターボードやフィンはなっとる
ちゅーことはじゃな
センターやラダーの先がちょっとかけたちゅーことは
セールのトップバテンとマストトップの間くらいで
千切れているのと同じ意味じゃし
傷があるちゅーのはセールに5センチくらいの
穴があいとるのとまるっきり同じ意味合いじゃ
それが無数にあいとる
そんなセール、レースで絶対使わんじゃろ
ま、どんなセールでもブロ一発、シフト一発で
帳消しにされることもあるわけじゃから
あんまり変わらんと言えばかわらんといえるし
変わると言えば、めちゃめちゃ変わる
じゃから塗る、磨く
それに、あんまり、、、、という部分を
追及せんとワンデザインは勝てんし、レースとしても
成立せんのと違う?
ついでに言うと
ウィンドのお方はじゃな
フィンの幅が短ければ短いほど
面粗度の要求はきつくなる
つまり
わしらディンギーが顔が映るセンターをもっとるとしたら
あんたらは鼻毛が映るフィンじゃないと
レースに臨む態度が同じじゃないちゅーことじゃ
もっとるかそんなフィン
えへへ
あーーーーーーーー
しんどいわ
判っていたけど
しんどい
そんでもクリアを塗ると
で、翌朝みたら新燃岳が爆発して
ノンスリップ加工になっとる
これこれ
これで沈起しのときすべらんで
ええで、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
きっと、大学のヨット部に行く人はすると思う
どうせ修理じゃろうから
まずは
穴を削る
FRPで埋める
FRPは400g/m2くらいのマットでよかろ
この時クリアーのクラフトテープ(セロハン)を貼る
硬化が完全で、面がきれいじゃ
削る 40-80番のペーパーじゃ
必要のない部分はマスキング張ってカバーせーよな
無限に磨くことになるで
ここから、二通り
ゲルコート仕上げなら
塗れ、研げ、ずっと研げ、もっと研げ、永遠に研げ、いつか光る
ゲルコートちゅーのは色つきポリエステル樹脂じゃ
いわゆる塗装とはちょっと違うから
研ぐしかない
俺は今から墓石を研磨するんじゃと思えば
墓石よりは早く終わる
ウレタン仕上げなら
ポリエステルパテを入れる
何ならこれは自分で作れ
ポリエステル樹脂に100分の一硬化剤(MEKメチルエチルケトンパーオキサイド、カヤメック、パーメックが商品名、自然発火、爆発ありじゃ)
を入れて
好きなだけタルク(ペンキ屋に聞け、白い粉じゃ、大丈夫じゃ、おまわりにはつかまらん)を入れて
塗りたくれ
ポリエステル系のパテは下地から
板金、中間、仕上げパテ、ちゅーのが売っとる
(ふつうは80-120-180という番手でよんどる)
粘度が気に入らん時はスチレンモノマーを入れて調整じゃ
入れ過ぎるとなかなか固まらんぞ
どのくらいがいいんか知らん、自分で調べてくれ
気温や硬化剤の量で違うから判らんのじゃ
で、120-240-320-400と研いでいく
途中で欠陥があったら、ひろいパテ(ペンキ屋に聞いてくれ、たぶんラッカー系)
で修正
もしくは、ポリパテを粘土を下げて
塗る
パテを入れるときは
コツがある
まず、面をしっかりシリコンオフ(有名な商品じゃ、メキシコにもあった
知らんペンキ屋は潜り中の潜りじゃよそに行った方が安全じゃ)
で拭く
粉があったら、だまになる、その時はあきらめて硬化後に
やり直しじゃ、つらいぞー
ヘラは良く研ぐ
パテは最少量、後で研げると思うなよ、死ぬ
ヘラは使う前と使った後必ずアセトンのたっぷりついた布で
きれいに拭く、汚れたヘラはだめじゃ、アセトン布で拭きながら
パテはさす
研ぐときは必ず当て木をつかう、ゴム、コルク、そこらの木
いろいろ用途別、ためしてみ、手はいかんぞ指の跡が残る
水研ぎなら、死ぬほど水をぶっかける
空研ぎなら、粉をはたきながら、
ペーパーはしょっちゅう代える
なぜかというと
研磨した後の塗料やパテが再凝固して
塗装面を傷つける、つまり、研磨した塗料屑が無い方がありがたい
ペーパーをけちると死ぬぞ
水研ぎのときは洗剤を少し使うと楽じゃ
水研ぎと空研ぎではペーパーの材質と
接着剤が違うからまちがえんな
それとウエスはペンキ屋とかホームセンターで売ってるから
買えよ、ウエスけちると失敗するぞ、安いし、買え
で、400まで仕上げたら
プラサフ(プライマーサーフェサー何処でもペンキ屋にはある)、これは
缶スプレーもあるが高い
シリコンオフで良く拭いたら
塗る、
あ、塗る時は塗料は絶対、秤で、はかれよな
かなり失敗しなくなる
こうやると正確に測りやすい
それと、必ず、濾せよな
こういうやつが使い捨てである
塗料店にあるから小分けしてくれる
コリャ、パンストでもいいんじゃが
お嬢さん方にもらうなり、盗むなりしてみ
十中八九嫌われるか、通報される
ま、挑戦じゃ、やってみ
わしがまちがっとるかもしれんしの
で、塗ればどうせ失敗(これ大事、最初から覚悟しとけ)
塗る時、失敗したら、絶対その場はいったんあきらめて
その部分はほっとけ、リカバーは出来んし、しちゃいかん
あとで、硬化した後やり直す方が確実できれいじゃ
で、再度研いで、ピンホールはひろいパテで埋めて
ピンホールやハジキはその周りをせめて1センチ以上
ひろく浅く研いでへこます
横着してそこだけ埋めようたって絶対入らん
入ったように見えても演技じゃ
中に空気様がおるんじゃ、
削らな入るかい
600番まで研ぐ
400番でもええで
ついでに言うとサフ、これは塗る色を塗料店で言って
その色に合うやつじゃないと
なかなか、着色のときに色が止まらん
ほんとじゃ、好きにやってみ
えらい目にあうぞ
そんで、出来たら着色
色はもしサンプルがあったら
塗料店に持っていくと、普通は少量でも調色してくれる
で、塗る、
少しずつ番手を上げて
色が出たら
すこーし研いであとは
クリアーじゃ、研いでは塗る、研いでは塗る
出来るだけ研ぐのは番手を上げん方が
食い付きがいいがなー、わしは600以上は上げん
そのあとは
硬化したら研げ、研げ、研げ
大体2000番くらいまで研いだら
コンパウンドを使う
これも粗め、中目、細め、極細がある
細ければ細いほど値段が高い
力入れたらいかんぞ
どうせ、おまえら完全硬化する前に研ぐんじゃから
一ヶ月待てるか?待てんじゃろ
コンパウンドはの、少量使う
なぜかというと中の砥粒が使ううちに砕けて磨く
メカニズムなっとるからじゃ、量が多いと逆に固まるからじゃ
どのくらい、磨けばええのか
スピードにもよるが、レイノルズ数と(わからん時は調べてくれ)
艇の長さ
から考えると
一ミクロン位の面粗度にはしたい
ある研究じゃ470で
中風域まではほとんど造波抵抗より
粘性抵抗の方が多いそうじゃ
ホントかウソかは知らんが
大変じゃろ、塗装って
じゃから、ベストは
修理屋に安く値切って
やってもらって
そのあと、満足のいくまで
研ぎなおして、コンパウンドかけるのが
ベストじゃと思う
どうせ値切った分、研磨は甘い
下地を仕上げて
塗るだけお願いするのもいいかもしれん
塗装というのは純然たる化学反応じゃ
なかなか、条件設定が難しい
その上、
人格が出てしまう
ま、出来上がりを見て
自分を見つめるのもいいかも知れんが
普通見たくないわなー