マルコム マクラーレンが亡くなったみたいですね…。
「誰それ?」という方もいらっしゃるかもしれません。
SEX PISTOLSというバンド(所謂「PUNK」の代名詞ですね)のヴィヴィアン ウエストウッドと共に仕掛け人とでも
言いましょうか
その前はマルコムはニューヨーク ドールズのマネージャーでもあったんですがね。
高校から大学にかけて非常に私、パンクにハマりまして
卒業論文も「イギリス経済とパンクロック」という題材で書いた位です(笑)
(ちゃんとした内容でしたので、ゼミ内トップの90点以上いただきましたよ)
当時のイギリスの若者達は就職難で苦しんでいる中、貴族階級はのうのうと暮らしているという状況で、
イギリスの階級制度に対する若者の不満や憤りがパンクと合致した部分が大きいんですよね
だから、曲はPOPですが、歌詞は政治的だったりするんですよね
最初は自分も反抗とかの象徴って感じで聴いてましたけど、
自分の中のパンクって「自分の置かれた状況を自分達で変えてやろうぜ」っていう
何というか、何かを掴みに行ってる感じがしますし、
人を突き動かすバイタリティ溢れる音楽なんですよね
だから、めちゃくちゃな事言ったり、やったり退廃的でありつつも、最後には希望や光を「自分で掴んでやるよ」っ
ていうところを感じられるのが好きなんです
退廃的な象徴だったのはファッションであった訳ですが…。
いまだにパンクロックもパンクファッションもずっと残っている訳ですから、それだけ大きなバイタリティを感じさせ
続けているムーブメント何だと思います
ちなみに最初はシド ヴィシャスが好きだったので、首に南京錠(通称 シドチェーン)とかしてました(笑)
シドが凄いところは、ベースがロクに弾けないのに加入してあれだけ有名になったってところは凄いと思います
生きていたら、どうなんでしょうかね…。
生き様は真似できないめちゃくちゃさ加減でもあり、痛いくらいの切なさすら感じさせますが…。
良かったら「シド アンド ナンシー」観てみて下さい
でも、今は断然ジョニー ロットンが好きですけどね
マルコム マクラーレンに自分達(ピストルズ)が利用されているって一番早く気付く頭の良さ
最後に客席に言い放った「騙された気分はどうだい?」とか,
再結成した時も「金のためだ」っていうところもいちいちカッコイイです(笑)
しかも、計算なのか素なのかギリギリのところをいくので
まあ、とにかくマルコム マクラーレンがいたから、
パンクもパンクファッションも生まれた訳ですから、偉大です
当時のイギリスの状況があってこそではあるんですけどね。
ご冥福をお祈りいたします
fizz BEYOND Takahashi