プレゼンを技術で科学する プレゼンデザイン研究所の植田です。
パワーポイントはほんとに便利な道具です。
いいところ
- とりあえず、作り始められる
- 自由に描ける
わるいところ
- 何をしたいのか目的が漠然としたまとまりのない絵になる
- 落書きになりやすい
つまるところ、自由お絵かき帳として便利だから。
なのですが、多くの場合、「目的」が漠然としています。
そこがいいところでもあり、悪いところです。
だから、多くのプレゼンの教科書には、
「パワーポイントをいきなり開くな!」
と警告しています。
まずは、論理的設計をちゃんとしましょうということですね。
図画・工作・習字・国語の作文で幼少のころから、
「最初に絵筆を持つな。先に何をどう描くか考えましょう。」などとは言いませんし、
「まずは、ラフに概要を書いてみましょう」とか、「設計図を描きましょう」などとは言われません。
「思ったことを、自由に描きましょう」と言われて、そのまま放置です。
我々は幼少のころから、いきなり描き始めることを刷り込まれているのかもしれません。
仕事で絵を場合、よく利用されるソフトウェアとして、AdbeのIllustratorがあります。
以後イラストレータといいます。
もはや、パソコンのデザインツールとしては、不動の定番じゃないかと思います。
そして、もう一つ、CADがあります。こちらは製図ソフトの総称で、AutoCADや、無料のJWCADなんかが有名です。以後CADといいます。
パワーポイントとイラストレータ・CADの決定的な違いは、ズバリ出力先にあります。
※ただし、絵そのものを描くことは除きます。
イラストレータ・CAD
現実世界に将来存在させるモノ(看板、印刷物、造形物)の設計ツールです。
なので、寸法・単位・縮尺を気にします。
パワーポイント
概念図を描くツールです。
その絵が現実世界に登場する場合はスクリーンに映し出させれるのみです。
ですから、寸法・単位・縮尺を気にしません。する必要もありません。
もちろん、イラストレータでも最終的な出力は電子データ(例えば、JPEG画像)だったり、パワーポイントで紙の資料を作成することもできますが、本来の用途としては違います。
しかも、近年のパワーポイントの機能はめざましく進化していて、イラストレータ・CAD的に利用することが、一部ですが、できるようになりました。
パワーポイントはあくまで、概念をスクリーンに投影するお絵かき道具ということを忘れてはいけません。
本来、イラストレータ・CADで描くところ(たやすくできるところ)を、パワーポイントで四苦八苦して作り込んで全くの時間の無駄になってしまうことがあります。
今の私の個人的な課題は、黄金比を作図することです。
例えば、黄金螺旋をパワーポイントで作ってみました。
小さくすると、なんとなくいいように見えますが、拡大しないでください。
いろんな場面で、「正確」に「合わせる」ことができません。
なので、
かかった時間の割には、出来栄えは今ひとつどころか・・です。
やっぱり、こういうのはCADもしくはイラスレーターで描くべきでしょう。
--- いろいろな記事に続く
