みなさん、おはようございます。

 

最近純文学が気になるお年頃になった気がします。

 

 

掌の小説 川端康成


私は、一応自然科学系で特にIT系の人間というポジションでしたので、純文学は基本的に縁というか、興味がありませんでした。

 

高校時代は気取って、ブルーバックスで相対性理論とか、訳解んないのにカッコつけて読んでました。

 

大学時代はパソコン関係の実用書一点張りで、村上春樹とかそっち系はあんまり近寄ってはいませんが、

 

でも、ちらちらと、隠れて読んでいる本がありました。

 

川端康成の「掌の小説」です。

 

掌の小説とは、

川端康成が20代の頃から40年余りにわたって書き続けてきた掌編小説を収録した作品集で、1話の長さは、短いもので2ページ程度、長いものでも10ページに満たない掌編小説が122編収録されています。Wikipedia調べ

 

本棚に置いてあるだけで満足する。そんな本です。

 

この、本(文庫版)は、実に3回は書い直しています。

引っ越しの度に、お世話になった人に、形見分けのように手渡していていました。

また、人生の転機で、これまでの知識との決別をする時に、なぜか一緒に処分していた気がします。

 

今となっては、残しておけばよかったなぁの一冊でもあります。

 

でも、後になって、また読みたくなくなり、書い直していました。

なので、現在持っている本も、おそらく3~4代目です。

 

火に行く彼女

 

掌の小説を読むキッカケとなったのが、5番目収録の「火に行く彼女」という短編です。

 

この、短編はおそらく、共通一次試験(後のセンター試験)の模試で見かけたのだと思います。

設問を、「小説」として読み込んでしまったのは、後にも先にこれだけです。

なので、ずっと気になっていて、後で出典を調べて、本を買いました。

 

 

大学に入って後、数人の友人とBarでくだらない話をしていました。

そこで、出てきた話題が、各人を小説に当てはめるというお題です。

 

「ライ麦畑で捕まえて」とか、「春琴抄」とか、いろいろ出てきた後、

友人H君を指差して、みんなが揃って言ったのが、この「火に行く彼女」でした。


 

掌をなんと読むか?

 

数人の友人も、実は私と同様に、この小説が模試で出たことを覚えていました。

 

しかし、4人で話しているうちに、2つの食い違いがあることがわかりました。

 

まず、「掌」をどう読むか?

1.「てのひら」

2.「たなごころ」

 

掌編小説、「しょうへんしょうせつ」なんですが、「掌」の訓読みをどちらにするかです。

 

「てのひら」と読むと、あたかも自分の手の平に乗った文庫本をじっと見ている感じがします。

静かに本を読んでいる情景が浮かびます。

 

「たなごころ」と読むと、両手の中に、小説の仄かな明かりがフワッと点いて、フッと消えていくイメージが思い浮かびます。

 

実際に、Wikiなどでしらべても、どちらで読む場合があり、唯一の正解はなさそうです。

どちらで読むかは、読み手や読む場面で決めて良さそうです。

 

女なのか、彼女なのか

 

もう一つ、食い違いがありましたが、こちらは、正解があります。

 

「火に行く彼女」 (正解)

「火に行く女」 (思い込み)

 

「女」、「彼女」のどちらに取るか・・?

何故、女と思い込むのか?

 

これは、この小説を読んで抱く個人の経験にかなり影響されると思います。

 

「女」派の主張もは、「火に行く」には「おんな」だと言います。

男との対比でもあるそうです。だから、タイトルは「女」が相応しいというものです。

ちなみに、H君を指差した一つの理由が「女」のニュアンスでした。

「火に行く女」こそ、H君に相応しいというものでした。

この場合(「火に行く」&H君の場合)、彼女では駄目だ、「女」だ、と皆口を揃えました。

 

「彼女」派の主張は、それが正解であるという理由でなく、

この掌編では、男と女の「情」からは一線を引いた客観的な感じがして、他の掌編との組み合わせた感じも出てくるのだといいます。

 

 

となり、なかなかおもしろい(如何にも青春らしい?)議論で盛り上がりました。

 

 

分類してみた

 

このブログの趣旨は、プレゼンを科学することにあります。

そこで、上記主張を改めて、プレゼンできるように、ロジカルシンキングで象限マップにしてみます。

 

こうすると、四つのケースのⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳに分類されます。

※ちなみに、この表の分類量域の縦横タテ・ヨコ比は、黄金比(8:5)で描いています。

 

 

こんな表を思いうかべながら、

 

「あなたは、どれ? ほう、 あなたは●●な人ですよね。」

 

といった、Barでの口説き文句で使えそうです。

 

あなたは、どれですか?

 

ちなみに、私は ・・・・・・・

 

--- いろいろな記事に続く