プレゼンを技術で科学する プレゼンデザイン研究所の植田です。

 

別のエントリーで、「矢印を使ったら負けだと思う」の話をしました。

 

でも、、矢印の効能について理解して、意図的に使う場合は例外です。

 

その場合、「論理デザイン」については解消されているはずですが、

 

まだ、「意匠デザイン」の問題があります。

 

そこで、矢印の意匠デザインについて考えてみました。

 

矢印図形に隠された「型」を探る

 

私は、こう考えました。

 

  1. 先人たちが、矢印についてすでにあれこれ意匠デザインしているはず。
  2. そこに何らかのノウハウ(デザイナーが言わない秘密)があるに違いない。
  3. そのノウハウは、きっと矢印図形に何らかの「型」に反映されているはず。
  4. その型を見つけて、プレゼン資料の作成に応用できないか?

これは、矢印図形に限らず、プレゼンデザインに限らず、私の普遍的な思考スタイルでもありますし、

図形的な問題については、AI(機械学習)を自分の脳でシミュレートしている感じです。
 

数ある矢印図形をいろいろ観察しているうち、矢印図形は次のような特徴的な図形に代表されている気がしてきました。
 

当然、例のパワポデフォルト矢印図形も数多く存在します。

ですが、デザイン(論理・意匠)をきっちりやってそうな場面で見かけるのが以下代表する矢印図形です。
ココらへんは、P.Sで書いています。

 

 

 

  • 矢じり型 (左)
    この名称は私が勝手に付けた名称です。
    パソコンのマウスポインタでもおなじみです。
    例示はWindowsのマウスポインタの例ですが、なぜか変形しています。
    パソコンの中に映し出されているオブジェクトと混同しないためかと推察します。
  • 矢羽型 (右)
    この名称も私が勝手に付けた名称です。
    上下の部分が、平行四辺形なのが特徴です。
    イオンモール行くと矢印は大抵このタイプですし、道路標識にも多く使われています。

どちらも、違和感があまりありません。

そして、こういった仮説に至るようになりました。

 

1.パワポプレゼンで使っているあの矢印図形は、世の中のデザイン的には少数派?
2.矢印のココの角度が違う!

ココ」とは、図の◯部分です。

 

ココのこの角度が、

パワポのデフォルト矢印(上) ・・・ 90度、直角
世の中の看板や出版物で見かける矢印(下) ・・・ 90度以下

じゃないのか?

 

つまり、

世の中で大勢をしめているのは、ココの角度は、90度以下の矢印

 

プレゼンでもココの角度が90度以下の矢印を使えば、慣れ親しんだ矢印になり、悪目立ちしないのではないでしょうか?

 

 

P.S

 

「世の中で大勢を占めている」とか書きました。実は看板系にパワポデフォルト矢印も多く見かけます。


それは、、

現代の看板の多くは、インクジェットプリンタで印刷したシートを、アルミ複合板に貼り付けています。(平面デザインに限るが)。
未だに、手書きだと思ってませんか? そんなこと、考えることも無いですが、、普通。。

その場合、レイアウトデザインの状況は・・・

 

専門性の高いデザイナーがレイアウトデザインすると、

パワポデフォルト矢印になりにくいです。
彼らはデザインツールはアドビのイラストレータですし、
彼らのデザインに対するこだわりと、デザイナーとしてのプライドがパワポデフォルト矢印を避けるはずです。

より良いデザインができる代わりに、それなりのコストが掛かります。


極普通の人がレイアウトデザインすると

、パワポデフォルト矢印になりがちです。

彼らはデザインツールは良くて、パワーポイント。ワードやエクセルで絵を描く場合もあります。
彼らのデザインに対してそんなにこだわりもないです。

コストは低減されますが、デザインはそこそこ(=デフォルト矢印)となります


矢印図形の普及?はパソコンの普及がデザインへ与える影響の一つを表していると思っています。

 

--- いろいろな記事に続く