プレゼンを技術で科学する プレゼンデザイン研究所の植田です。

 

セミナーやってると、プレゼン資料の参考となるモノありますか?と聞かれると、、

 

「私のプレゼンスライドです!」 

 

と、言いたいところ(^^;)をぐっとこらえて、こう言います。

 

「看板です」

「なかでも道路標識はプレゼンで使えるノウハウが凝縮されてます」

 

と答えます。

 

道路標識

 

以前のエントリーで、デザインは「設計」だといいました。

それを、端的に表現しているのが、道路標識です。とりわけ高速道路です。

 

 

あらゆるドライバーが、あらゆる天候条件で、時速100km程度で、必要な情報を瞬時に判断をするためです。しかも、初見であってもです。

 

道路標識に必要な要素を分解するおよそ次の3ポイントになります。

 1 視認性 が高いこと
 2 識別性 が高いこと
 3 可読性 が高いこと

 

1.視認性

 よく見えること。当然といえば当然ですね。

 まずこれが高くなければ話になりません。 

 加えて道路の看板には、蛍光塗料や反射材(プリズム)素材が使われています。

 逆光でも読みやすように、緑地が使用してありますし、場合によってはメッシュ地のものもあります。

 プレゼンでは、さすがにそこまではしませんが、良く見えるための努力は惜しみなくすべきだと思います。

 

2.識別性

 これと、あれとを区別することです。

 視認性があってのことです。

 写真の例では、ETCが紫色で識別してありますし、高速道路の名称は白地の四角で囲ってあります。

 色で識別してありますし、その色は統一されています。

 また、分岐レーンや、ループの上下までわかりやすく表現されています。
 

3.可読性

 瞬時に、情報を読み取れることです。

 視認性があってのことです。

 文字による案内がある場合、瞬時に読み取る必要があります。

 そのため、読み取りやすいフォントが使われています。

 例えば、「3」と「8」、「S」と「5」が間違わないように文字の開け口を広く角度があるユニバーサルフォントを使っています。
 また、2.2kmと書く場合、小数点以下を小さく表記しているので、「22km」でないことも瞬時に理解できます。
 例の標識では、遠近法を使って、直感的にわかりやすく表示しています。

 

論理設計に基づく意匠デザインが大事

 

道路看板に限らず屋外広告は、究極のデザインで我々を安全かつ誘惑的に誘導してくれてます。

 

なにげなく、見てますが。看板は実は凄いんです。

 

資料を作るとき、とりわけプロジェクターで投影するスライドを作るとき、よいお手本となるとおもいませんか?今回紹介した三要素は、特に気をつけたい事です。

 

このほか、資料デザインには、いろいろなテクニックがあるのですよ。

それを、他の記事でご紹介予定です。

 

--- いろいろな記事に続く