【映画】The Cove-ザ・コーヴ
何かと話題の「ザ・コーヴ」を観てきました。
公開初日の土曜は混乱があったみたいだけど
日曜はそんなことなく、さすがに12:45には
13時のチケットは売り切れ、15時の回のを手にできました。
感想としては率直に面白く
全日本人に見てほしいほどの内容。
隠し撮りというのも非難を浴びてる一因だけど
モザイクで最低限のプライバシーを守っていることを考えれば
勇気ある行動だと僕は思う。
-----
一番大きな論点は
「太地町では年2万頭を超えるイルカが殺されている」ということ。
それを問題視する彼ら(製作者)の主張は以下の通り。
①イルカは鯨の一種であって、保護されるべきである。(鯨は保護されている)
水族館に売るため捕獲されるなどということがあってはならず、殺すなどもっての他だ。
②そうでなくとも、イルカを殺すべき理由は全く無い。
1.イルカは食用には向かない。
食物連鎖で人間と同じレベルにいるイルカには、水銀が蓄積されており危険。
2.そもそもイルカが食用というのは普通日本人の一般概念ではない。
3.イルカは小魚の害虫ではない。
小魚が減っているのは人間が環境を酷使しているからであって、イルカが原因ではない。
-----
太地町だって主張はできる
①現状イルカを保護する条約はない
②水銀の件はデータが不確実。食べている人がいるならそれは食用。イルカは害虫である。
-----
これを「イルカが可哀想だ!」と感情に任せて太地町の人々を非難するのはナンセンスだ。
論点は
①動物は保護されるべきか。
また、保護される動物(生物)とされない動物の境界線、基準はどこか。
②食べても良い動物(生物)とは何か。食べてはいけない動物との違い、基準は何か。
に結構集約されるんじゃないかと思います。
僕個人としては
生物は生物の尊厳があるから
むやみに殺されるべきではないと思う。
その基準は、やっぱり数になるのだろうか。
そこに哺乳類は頭が良いから、なんていう動物愛護原理主義的意見が出てくると、じゃあ昆虫と哺乳類の命の重さを天秤に掛けるのか、ということになる。
その上で
毒性があるなどで食べるべきではない生物がいる。
魚が減っている原因については諸所あるだろうけど
人間が及ぼした影響と考えるのが普通なんじゃないかと思う。
だって昔からイルカはいたでしょ、と。
-----
太地町の人は昔ながら、同じことをやっていただけだ。
生活もかかっている。
それを非難だけはしてほしくないな・・
時代が変われば
何が正しいのか、何が悪いのかも変わってくる。
動物保護の時代で
環境保護の時代で
健康志向の時代である。
テクノロジーの進化もあり
データは全てを示すと思う。
まず、それをきちんと揃えるべき。
それによって
保護は必要か、食用可かかは分かり
認識の変換が必要で
町の産業の転換が必要であるかもしれない。
さあ、どう動くか。
そのためにもこれが、大きなうねりとなりますように。
-----
ぜひ観てください。
「ザ・コーヴ」