スポーツの現状をマクロで捉える。 | PASTBLOG

スポーツの現状をマクロで捉える。

スポーツ産業の現状を把握しようと

ちょうど先週水曜のMJにこんな記事。(リンク先は日経webの転載)
[日経MJ 5/19] 1000人の家計簿 スポーツ観戦

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“野球やサッカーに陰りが見え、フィギュアスケートの人気が上昇”

◇料金を払ってでも見に行きたい国内スポーツを挙げてもらったところ、フィギュアスケートは2位。順位は昨年と同じだが、回答の割合は24.2%(前年比2.5ポイント増)に上昇。女性に限ると36.2%を占め、見たいスポーツのトップ。
◇見たいスポーツの首位はプロ野球(34.2%)。依然、他の競技に大差を付けてはいるが、前年比では1.2ポイント減。
◇3位のサッカーも2.6ポイント減の18.4%。

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そして少し前の東洋経済のカバータイトルは
「スポーツビジネス徹底解明」。

W杯、FIFA、電通、Jリーグ、欧州クラブというサッカー関連が多く、巨人・楽天を取り上げたNPBが次項。他に男女ゴルフ、相撲、フィギュア、市民マラソン、スキーという並び。細かいコーナーには選手代理人やスポーツ誌の話も。

大局を掴むにはなかなか良く、興味のある方はぜひ一読といったことろ。

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◇W杯は放映権とスポンサービジネスが好調。
放映権98’は108億円だったのに2002’は1040億!2010’は2700億!!
以前はサッカー普及のため公共放送に安売りしてたものの、その後吊り上げ。今のところ強烈な伸び。

◇電通のW杯ビジネスもまだ好調。
スポンサー権と放映権の総代理店で日韓時は4年1000億の荒稼ぎ。06’も数百億。
それは長年スポンサーを採り続けてきた「信頼」あってこそ。沈没しかけた日本において今後の展開が鍵。

◇Jリーグは頭打ち
大掛かりな資本導入によるビッククラブの誕生なども視野に、大きな変革も必要か。
個人的にはセルジオさんの「海外では、サポーターは地元チームと全国規模のトップチームの2つを応援する」に至極納得。飛躍はしているけど。

◇セは「脱巨人」が鍵、パは地域密着念頭の細やかなマーケが良。
若手の台頭と客入りが好調な巨人。反面他チームは巨人戦の放映権頼み。そしてそもそも巨人戦の放送試合数が激減のため危機。替わってパリーグはパシフィックリーグマーケティング(PLM)設立からCRM戦略で「自立経営」に進む。

◇男子ゴルフは遼君頼み、女子は実力拮抗で盛り上がり。
稀代のスターがいればこそ盛り上がるゴルフも、それだけを頼りにするのはやめようという動き。特に女子ではオープン大会が企業重役のレセプションになることもあり、振る舞いやファンサービスを徹底。それ以外では放映権をTV局に握られているところも改善点。

[日経] 主要コースの7割減収 09/09/17日経ゴルフ調査

◇相撲は黒字経営
NHKへの放映権もあり収支黒字も「次」の一手のアプローチが鍵。地方巡業が地方経済の疲弊の影響を受けていたり、次世代選手・ファンの獲得を進める必要。

◇フィギュアはTVコンテンツ化以外を推進
09’末の全日本フィギュア女子フリーで28.9%の視聴率を叩き出すも、大会が多いわけでもなく周辺のビジネス化が必須。トップのトッププロにならなければ生活もできない。

◇市民マラソンブーム
「手軽なスポーツ」の流行を受け(あるいは作った)各地で盛況。東京マラソンを頂点としたピラミッドも出来つつあり、全体のパイを広げている。スポーツブランドにとっては消費者の顔が見え期待もかかる。

◇低迷続くスキー場
供給過多という見方もあり、更に昨今の経済状況からの「安近短」スポーツの真逆に位置してしまった格好のスキー。より付加価値をかけるサービスが必須。

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そういったことろで、
「人気」で見れば野球・フィギュア勝ち。
「ビジネス」で見ればサッカー・相撲が堅い。

ただ、どれにも共通して問題はあり、
ファンとプレーヤーの普及拡大という課題は同じ。
スポーツをビジネス化させる原点でもあると言えます。

更に言えば、今回挙がってこなかったスポーツにも
注視する必要があるでしょう。

バスケbjと日本リーグは統合へ。
女子野球リーグ発足。
他独立リーグは、、?
バレー、ホッケー等企業チームは、、?

それこそ、問題山積みでしょう。

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少し書き溜めてしまってこのタイミングに。

サッカー日韓戦で、完敗というほど完敗を喫したその後になるとは
なんとも後味の悪いことで。

スポーツビジネスとは
「普及・マーケット・勝利が3本柱」だと唱えた
『トップスポーツビジネスの最前線』が心に響く。

どうしたものか、、

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