【書評】相手に「伝わる」話し方 | PASTBLOG

【書評】相手に「伝わる」話し方

相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)/池上 彰
¥756
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会社の同期がたまたま持っていたところ
何かと最近よく聞く「池上彰」に触れたくて、貸してもらいました。*

ちょいとWikiで調べたところ
(NHK記者からキャスターは本書にあるので省きますが)
TVでブレイクしたのは05'に退社後の「世界一受けたい授業」からだそうで、
09'「学べる!!ニュースショー!」から10'の「学べるニュース」へとの運びとのこと。

ちなみに僕、「学べるニュース」は結構見てます。
芸人・芸能人とのぐだぐだした絡みは要らなくて、テンポは遅いんだけど
「聞くに聞けない」ことを教えてくれて、ありがたい笑

***(概要)

本書では池上氏の記者~キャスター時代の経験から、
相手に「伝わる」ために話すよう、ポイントとして以下の5つを挙げている。

①むずかしい言葉をわかりやすくかみ砕く
②身近なたとえに置き換える
③抽象的な概念を図式化する
④「分ける」ことは「分かる」こと
⑤バラバラの知識をつなぎ合わせる

書の最後には「話すべき内容と情熱があれば相手に伝わる」と言って
しまうのですが、まあそれは原点というか前提のところであって
「なんだよ結局それかよ」という子どもみたいな態度は厳禁です笑

***(本書は何に役立つのか)

細かい内容どうこうの前に、本書のポジションを私なりに確認してみました。
一般生活で他愛のない話をするならともかく、なんらかの目的があっての会話や
ビジネスシーンは全てコミュニケーションによって賄われています。

そしてコミュニケーションの目的とは何か。

それは、「相手を動かす」こと。
手段は様々あるとして、その際に配慮できるシーンは5つ。

*Source
*Message
*Channel
*Receiver
*Effect

チャネルが喋りや会話など人によるものだった場合、

*Presenter
*Message
*Scenario
*Delivery
*Receiver

である。さらに
どちらも加えて、論理・情熱・情緒も持ち合わせねばならない。

***

つまり、『相手に「伝わる」話し方』と銘打っている本書では
コミュニケーションにおけるFace to Faceの中で
「デリバリーの」部分に関わることを解説している。

それを理解した上で読み進めると、
よく身に染みてくることも多いと思う。
(分かることは分けることだからね:>)

***(内容)

内容としては、記者やキャスターとして「伝える」ために
いかに頭を働かせてきたか、を当時の経験に載せて紹介しています。

当時の多忙の中、気をつけていたほんの細かいことが積み重なっている。
それを今俯瞰して振り返ってみた、というような印象で、

これを常々気をつけましょう。私はそうしたから成功したのです。という
類のものではありません。

***

記者ってこんなに忙しいんだ!!と知ったり
(デスク以外では外を回ってばかり。PR会社が入る余地は、、と;)

記者の組織の仕組みを確認できたり
(デスク、記者クラブ、遊軍、サツ廻り、、)

と、中々興味深かったのです。
そう。僕は話し方どうこうというより、記者・キャスターの経験談のが
面白かった、、笑

***

それから他に面白いなあと思ったのは
読み手によって印象に残るところが全然違う笑

「そこにマーカーかー!」という部分がたくさんあったし
「ここマーカー引きたいなー」というところも沢山でした。

【人は見たいものだけを見、聞きたいものだけを聞く】
その通り。