洗脳選挙
- 洗脳選挙 (ペーパーバックス)/三浦 博史
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えりーに借りて読みました。
PR会社と選挙ってアメリカではもちろんだけど
日本でもフライシュマンヒラードとプラップがやって、
ちょっとした関心事だったので。
内容としては、
選挙プランナーという著者の立場なので、
選挙って実はこんな裏があってこんなに怖いねんで
っていうよりは
選挙に関してこんなけ裏で活躍してる人がいるんですよ
っていうような
自己推薦書みたいな本でした。
ただ、こんなけプロフェッショナルに選挙を扱っている
(株式会社も設立している)人がいるんだなあと発見。
商品やコーポレートに比べて
広告・PR戦略・戦術が浸透しきっていないことを鑑みれば
まだまだ後発で、伸びしろがありそだなあと。
***〈好きだった部分を抜粋〉***
私と広告代理店との違いは、大衆迎合的戦略をとるか、啓蒙活動的戦略をとるかだ。
たとえばニンニクの売り込みを例に説明してみよう。
広告代理店がニンニクを売り込むときは、まず事前にニンニクを消費者に食べてもらいアンケート調査を行う。その結果7割の人が「ニンニクは臭くてイヤ」という結果が出たとしよう。すると広告代理店は2つの方法を考える。1つは真空パックにして売る。そしてもう1つは「無臭ニンニクを作る」という発想だ。ニンニクの臭いを消して、消費者に受け入れられることを重視するのである。これが迎合だ。
では私はどう売るか。「ニンニクは臭くてイヤ」と言われたら、どんな食べ物が好きか聞く。そしてラーメンが好きな人にはラーメンのなかに少量のニンニクをすりおろして食べさせ、カレーが好きな人にはカレーにすりおろして食べさせる。そうしてだんだんと消費者をニンニクに慣らしていくのだ。もうあなたはニンニクなしではいられなくなる。ハンバーグにもステーキにもニンニクを入れるようになる。これが啓蒙活動だ。
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いささかオーバーなところもあると思うけど、そう。
特に最近なんかは製品間のごくわずかなスペックの違いを
大々的に訴求するしかなくなっている。
メーカーも消費者も、誰も得しないそんな状況。
そしてなぜ大々的にやるのか。
それはそうしないと代理店にコミッションが入らないから。
メーカーの広告料は、代理店を通してそのままメディアに流入る。
そして、その何%がメディアから代理店に支払われる。
そう、構造的に代理店はメディアの広告取次ぎ代理店で
メーカーの宣伝代理業ではない。
構造的な問題で、限界が来ている。
逆に言えばPRはメーカー側かなとも思う。
フィービジネスなので。
そんな状況の中広告業界に新しいうねりがでていて
それならフィーと結果でビジネスをしようと。
それがno problemでありjunyaishikawa.comである。
もちろん代理店にもストラテジックを内包しているものの、
それは直接的には収入に結びつかない。
PRと広告の融合が進む・・か?
***〈続いて抜粋〉***
選挙もそうだ。ターゲットを決めて、集中的にプロパガンダする。テレビコマーシャルも徹底して、今月は年輩層を取り込もうと思ったら、政策のなかで高齢者をターゲットにしたものをガンガンアピールしていく。テレビコマーシャルを見ていた高齢者は何度もそのCMに触れるうちに、次第にその政党に好感を持つようになる。そうすると支持率は上がるものだ。
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そう、つまりは土台作りがPRであり
戦術レベルが広告。本来は。
その上でストラテジックを担う人材が
どちらからでも出てこないといけませんね。
(『戦略PR』にも書いてありましたが)
そういう部分で、広告も知っておきたいと思います。
次は、『テレビCM崩壊』。