女優よ。 | おばちゃん研修医 in U.S.A.

おばちゃん研修医 in U.S.A.

アメリカ・ワシントン州の田舎町生活ほぼ30年の主婦です。
大人になってから理系に目覚め、40過ぎから始めた大学で生物学の学士号、
大学院で医療科学の修士号を取得後、医学部に入学。
現在はファミリーメディスン研修医。
地域に貢献できる医師になるのが目標です。

とりあえず期末テストが終わって
ほっと一息ついている。


学期中は忙しくて
書けなかったことを

ちょっとずつ小出しで
書いてみようかな。


成績発表は来週だけど
もう遺伝学の成績は出ている。



結果はかなり不本意で・・
ま、その恨み辛みは後で
ゆっくり書くことにしよう。






その遺伝学で
プレゼンテーションがあった。


つまり研究発表。



と言っても
このクラスでは
深い研究などしないから

習った内容の理解を
深める程度の発表だ。



4人ずつのグループを作って
それぞれ課題を与えられる。




私たちのグループの課題は
「DNA複製とテロメア」



DNAは二重らせん構造で
複製する際に酵素を使う。

複製される方向が決まっているために
DNAの端が少し複製されずに
残ってしまうのだ。

その複製されない部分に
重要な遺伝子があっては困る。

それを防ぐために
複製されなくても困らない
意味のない配列がある。




それがテロメア。



そのテロメアは
分裂を繰り返すたびに短くなり
いずれはなくなり
その時には細胞も死ぬ。

それが老化の原因なのだ。


つまりテロメアが長ければ
老化も遅れるというわけ。

テロメアを長くするには
適度な運動が一番効果的だと
科学的に証明されている。




ま、ざっと言えば
こういう内容。



その発表の条件は
教育的な内容で

かつ

おもしろいもの。



つまりパワーポイントなんかで
説明するような
退屈なものであってはいけない。





さて・・どんな風に発表しようか?




グループメンバーは

O-chemクラスメートの19歳
O-chem実習のTA
それから生物で隣の席だった韓国人のリー
そして、私。




いろんな案が出た。




クイズ番組風にしようとか
ドラマにしてCMも入れようとか




グループ最年少19歳が




子供向けの教育番組みたいにするのはどう?





さすがこの間まで子供だった彼女。


即とびついて大賛成した。



私の子供とあまり変わらない年齢だから
見た番組も私にとってもおなじみなものが多い。





その中でも一番なじみの深い番組と言えば・・





マジックスクールバス





おばちゃん大学生 in U.S.A.-School bus






毎回キバツなファッションの先生が
生徒をスクールバスに乗せて
いろんなことを解明する遠足に出かける。










私の友達で12人の子持ちがいるのだけど
その家族の愛車がスクールバス。





そのバスを借りてロケをしよう。





話は盛り上がって
バスの手配とエキストラの子供の手配も
とんとん拍子に進んだ。






配役を何にするか・・


先生のミス・フリジルは
O-chemのTAが適役だと決定。


ブロンドヘアのドロシーアンは
ちょっと秀才を鼻にかけたような子。
そこが似てる19歳に決定。


あとはカーリーヘアで丸めがねの
アーノルドはリーに決定。


私は野球帽にTシャツの
ラルフィーになることにした。



$おばちゃん大学生 in U.S.A.




衣装は子供に借りればOK。




あと数人子供がいれば
もっといいのにね・・





その話に娘がとびつき
やりたいと言う。




彼女の役どころは
中国人のワンダ。


それを聞いた赤毛の友達が
赤毛のフィービーになると言う。




大道具と配役の手配完了。




それぞれ忙しいから
ロケのできる日が限られている。




教室のシーンを撮って
その後すぐにバスのロケに出かける。



2時間以内に撮り終えて
編集で12分以内に収める。



みんなが集まれる日は
テストが3つ重なった週で

しかも私はいつもの通訳の仕事が
あった日の直後だった。



娘には自分のセリフは
ちゃんと覚えるように
言い聞かせた。





ロケ当日。




まず娘が教室に入ってくるシーンから。




台本にチラリと目を通して本番。




ハラハラな母。






かなりスムーズな演技に

即OK。




その直後の私のセリフを
言い忘れてNG。




トホホ・・・・(_ _。)






テストやら通訳やらで
台本に目を通したのは

ロケ直前。





全然セリフを覚えられない

台本から目を離せない

棒読みの私がそこにいた。





教室シーンを撮り終えて



バスロケに出発~





バス内でも・・




友達の子供たちに
ちょっとしたセリフを与えて



ちゃんとできるかなぁ~?



カメラが回ると
みんなスムーズスムーズ・・




私ひとり台本かかえて
しどろもどろ・・・。(´д`lll)




だけどもう撮りなおす時間がない。




編集をしながら
あまりの大根役者加減に
穴があれば入りたい気分だ。




プレゼンテーション当日。




編集したビデオを
クラスで鑑賞する。






できることなら
どこかに隠れたい心境。




クラスの反応は・・






テーマソングと共に
キャスト紹介で

私が登場して
ポーズしただけで
ウケている。




ミス・フリジルが
スムーズトークで
おもしろいことを言うよりも


あまりに大根の
どうしようもない演技が
みんなの同情を買うらしい。




あのぉ・・そこ・・
笑うところじゃないんですけど・・



みたいなところも
ウケていた。






そんなこんなで
プレゼンテーションは
結構楽しかったけれど





俳優さんたち・・・



尊敬いたします・・・・







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