Yahoo!ニュースより。
倉田真由美氏 航空機のペット同伴搭乗に消極的意見「動物が苦手な人、アレルギー…人権侵害に」
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漫画家の倉田真由美氏(52)が5日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、航空機のペット同伴を巡る議論に私見をつづった。
【写真】羽田空港のC滑走路で海上保安庁の航空機と衝突して炎上し、焼け焦げた日航機=4日午後2時21分
2日に羽田空港の滑走路内で、日航機と海上保安庁の航空機が接触、炎上した事故で、日航機の乗客、乗員379人は無事に避難したものの、海保機の乗員6人のうち5人が死亡した。また日航機の貨物室に預けられていたペットは、救出できなかったと伝えられている。このため、SNSなどではペット同伴での搭乗ができるよう求める声が上がっていた。
倉田氏は「私は実家で何頭も犬を飼ったし動物好きだが、『飛行機の客室にペットを』は流石に無茶だと思う」と、動物愛好家であることを明かしつつも、現実的ではない意見に異議を唱えた。「動物が苦手な人、アレルギーがある人、そういう人たちの人権を侵害することになりかねない。私たちは人間だ、公の場で人間を優先するのは建前として当たり前のことだ」ともつづった。
航空機は一部を除いて黒焦げで、ほぼ跡形もない形。貨物室のペットの生存は絶望的とみられる中、ペットへの同情の声から同伴に前向きな意見も寄せられている。それでも倉田氏は、「個人的に知らない人より自分のペットの方が大事というのは、心情的にはよく分かる。しかし、飛行機という逃げ場のない場所でそれは、嫌な人には耐え難い苦痛であろうことは容易に想像できる」と推測した。
また別投稿では、「普通のペットと動物苦手な人との問題は、『犬権、猫権vs人権』だが、介助犬の場合飼い主の人権と密接に関わるので、『人権vs人権』になり、問題の質がまったく変わってくる」と、介助犬のケースも引き合いに付け加えていた。
航空機とペットを巡る問題は、著名人の間でも意見が二分されている。保護犬、保護猫の支援活動も行う女優の石田ゆり子は、「いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しいです」とインスタグラムに投稿した。 一方、タレントのフィフィは「ペット(盲導犬や介助犬は例外)を受託手荷物扱いにしないでという声があるが、ペットを飛行機に乗せること自体ストレスだと思うんだが…」「ペットを飼うなら遠方に同伴させるのを諦める覚悟も必要かと」と、同伴搭乗には否定的な姿勢を見せている。