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あばら骨と皮だけの日本兵、焼け野原で談笑する広島のカップル――敗戦を実感する“10枚の写真”とは?

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文春オンライン

特攻隊にサヨナラする女生徒、富士山を見物するB-29爆撃機…モノクロ戦争写真をカラー化して何が分かった? から続く 【写真】あばら骨と皮だけの日本兵、焼け野原で談笑する広島のカップル…カラー化された終戦直後の写真を見る(全10枚)  戦前から戦後の貴重な白黒写真355枚を最新のAI技術と、当事者への取材や資料をもとに人の手で彩色。カラー化することにより当時の暮らしを蘇らせた 『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』 (光文社新書)が話題になっている。  7月の発売前から予約が殺到、累計40,000部(5刷)を突破。戦前の広島・沖縄・国内の様子、開戦から太平洋戦線、沖縄戦・空襲・原爆投下、そして戦後の復興まで――これまでモノクロ写真で見ていた世界の印象がガラリと変わる1冊だ。  その写真集から、終戦直後に撮影された写真10枚を特別にセレクトし、一挙掲載する。 ◆◆◆

(1)原爆投下1年後、広島のカップル

 1946年8月5日、原爆投下から1年、まだ焼け野原が目立つ広島市街。八丁堀の福屋デパートから南東方向を望むカップル。

(2)空襲後の東京

 1945年空襲後の東京。焼け野原になった区画と、住宅がかたちを留めている区画がはっきりとわかれている。

(3)ソ連軍に投降する日本兵

 終戦直後、ソ連軍に投降し武装解除を受ける日本兵たち。Yevgeny Khaldei撮影

(4)原爆1ヶ月後の広島を歩くカップル

 1945年9月8日。原爆投下の1ヶ月後。広島の焼け跡を傘を差して歩くカップル。特徴的な壊れ方や印象的なシルエットから、2人の直上にあるのが「広島瓦斯本社」、左が「広島銀行集会所」だと推測される。爆心地の南東、大手町付近だと思われる。「LIFE」誌のカメラマン、Bernard Hoffmanが撮影。

(5)マーシャル諸島の日本兵たち

 1945年9月15日、終戦直後にマーシャル諸島で撮影された日本兵たち。おそらくウォッセ島かマエロラップ環礁タロア島で撮影されたもの。

(6)破壊された長崎

 1945年秋に撮影された終戦直後の長崎。遠方に、破壊された浦上天主堂がみえる。

(7)恵比寿、がれきの親子

 終戦直後に東京・恵比寿で撮影された親子。撮影日は不明。

(8)戦争犯罪人とされた日本兵たち

 1945年9月29日。香港のスタンレー刑務所への移送を待つ、戦争犯罪人とされた日本兵たち

 

(9)タバコ「ピース」を買うために行列する人々

 1946年1月25日。銀座松屋にて。新発売のタバコ「ピース」を買うために行列する人々。

(10)上野駅で眠る子ども

1946年、東京・上野駅の構内で眠る人々。「LIFE」誌のカメラマン、John Floreaが撮影。 ( 【前回】特攻隊にサヨナラする女生徒、富士山を見物するB-29爆撃機…モノクロ戦争写真をカラー化して何が分かった?  へ)

庭田 杏珠,渡邉 英徳

 

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以上、転載。

 

白黒写真、モノクロの世界に慣れていたせいか、どこか違和感がある。

しかし、当然カラーの世界だったわけでい、技術の進歩で、当時の暮らし、戦争が、生々しく迫ってくる気がします。