人も街も消えた~袋町小学校平和資料館(被爆建物)~広島市中区
広島・ナビより転載。
袋町小学校平和資料館(被爆建物)
爆心地から460メートルの位置にある広島市立袋町小学校(当時袋町尋常高等小学校)は、原爆によって大きな被害を受けました。当時、多くの児童は集団疎開や縁故疎開により被災を免れましたが、残っていた百余名の児童、そして教職員のほとんどが一瞬にして命を失いました。木造校舎はすべて倒壊・全焼し、唯一鉄筋コンクリート造だった西校舎だけが外郭のみ原型をとどめ、避難場所や救護所として、児童・教職員や地域の人々の安否を尋ねる場となりました。人々は、床に散らばるわずかなチョークで、焼けた壁に伝言を記しました。授業が再開されたのは、昭和21年(1946年)5月でした。
平成14年(2002年)、老朽化した校舎の建て替えに伴い、被爆した西校舎の一部が袋町小学校平和資料館として保存されました。「伝言」の書かれた内壁の一部をはじめ、残された貴重な被爆資料を展示するとともに、被爆後の学校の様子を紹介しています。
壁面に残された、被爆者の消息などを知らせる「伝言」(レプリカ)
伝言文字が残された旧児童館で使われていた教室の黒板の裏側など
被爆により壊れた扉と窓
地下展示室(伝言を残した人の遺族が、肉親の残した伝言と対面するビデオ(12分)を鑑賞できます。)
INFORMATION
- 住所
- 〒730-0036 広島市中区袋町6-36
- TEL
- 082-541-5345
- URL
- http://www.fukuromachi-e.edu.city.hiroshima.jp/shiryoukan-index.htm
- お問い合わせ先
- 袋町小学校平和資料館
- 営業時間
- 9:00〜17:00
- 定休日
- 12月28日〜翌年1月4日
- アクセス
- 広島駅から広島電鉄電車(路面電車)「紙屋町東」または「本通」下車徒歩5分
- 料金
- 無料
以上、転載。
2020年1月5日撮影。
もともとは袋町国民学校、被爆し、青空の下で授業が再開されました。
建て替え(新校舎建設)の際に、撤去が検討されましたが、市民に要望もあり、かろうじて一部(2階までの)を残して他は撤去。
隣(南側)は「広島市ひとまちプラザ(交流館)」、上に渡り廊下(4階)ができています。
休館日はあります。
開館日はボランティアの方が受付におられます。
旧元安橋の欄干です。
被爆後の袋町小学校。
今はなき「雑魚場町」。
「革屋町」。革製品を作っていたのでしょう。
魚屋さんの商人町?
塩を扱う商人がいた?
細工、つまり工芸品を扱う、職人の町?
広島には、今でも「銀座街」「金座街」「鉄炮町」「紙屋町」などの町名などが残っています。
黒い壁の中に・・
被爆者たちのメッセージが残っていました。
今では再び埋め戻され、一部を見ることができます。
2階以上はなくなりました。
一部が残っています。
今にして思えば、校舎ごと保存すべきではなかったか。
「あの日の声が聞こえますか」