ミラノ、愛に生きる。
ちょっと前に公開されて、私が観たのもしばらく前でしたが
情熱的でもあり、オペラ的?でもあるような大人っぽい映画でした。
主人公のエンマはミラノの富豪一家に嫁ぎ、2人の子供をもつマダム。
本来の自分を押し込めて、家族のために生きていく中、
あるきっかけから息子の友人と恋に落ちるという、そこからは
情熱的に生きる道を選ぶ・・・というストーリー。
(本当はもっと色々な人間関係もあるのですが簡単にいえば・・)
主人公のティルダ・スウィントンの50代とは思えない美しさと演技力
も印象的でしたが、この映画のコーディネートもとっても
素敵なものでした。個人的に彼女の赤い口紅姿もとても印象に
残りました。
男性はFENDI、エンマの衣装は全てジル・サンダー、
アクセサリーはダミアーニ、など都会的な洗練されたイメージを
ふんだんに盛り込んだ映画でした。
それだけではなく背景を彩り上流階級らしい雰囲気を演出する
品々や音楽もあって、贅沢な気分を感じさせる映画。
自分に正直に生きるという点も、ミラノらしいというか。
まさに衣食住が全てバランスをとっていて、醸し出される雰囲気と
選ぶ品々のバランス、コーディネート含めてイタリアらしいお洒落
さと洗練さを感じる場面もたっぷりあって
中年以降(シニョーラ)がというか、”大人が主人公!”の
イタリアらしさをとっても感じました。
個人的にもミラノとは、おしゃれの原点を考えさせらた場所でもあって
この映画に観るように、
自分がはじめてみた時のミラノの人々の洗練に圧倒されて、
びっくりして、のけぞりそうになった20代後半の時の自分よりは、
少し本質的に、イタリアという国のルールみたいなものが
分かって観ているのではとっても違うものだと思いながら。
個人的にも世界でもやっぱりおしゃれなイタリア人という印象は
ず~っとですが、それが何故か?ということにはきちんとしたルールと、
生き方があるのですが、逸れはまた今度にでも!
その当時はただ圧倒されながらも、彼女彼ら達が興味深くて・・。
ミラノには仕事もあって年に何度も何度も訪れたのでしたが、
そこから学んだことは大きく、今もずっと影響を受けているというか、
当時より自分も大分大人になってきて分かる事が沢山あるとも
いえます。いや、大人になったからこそ、納得する部分というほうが
正しいかな。
さて、、細かい作業にどうも集中が出来ず、、
お掃除してみたり、音楽聴いたりと・・何かと他のことばかりして
しまっておりますが、おしゃれにも関わる重要なサービスのために
・・・・・・また戻ります!
・・・・ほんと、決められた何かをやらなくちゃいけない!と思うと
本日全くテンションが上がらないという困った感じ・・。
タイムリーでなくて、、すみません。