定期テスト後だからこそ、定期テストの勝ち方を語る② | 進学教室FiveSchools OFFICIAL BLOG

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だいたい、どんな感じでテスト勉強をしていくべきものでしょうか。

おおまかな方針を示しておきたいと思います。

 

①「教科書」「ノート」「ワーク」が勉強の中心

(学校でプリントが配られていたら、プリントも) 

 

定期テスト対策期間は、塾のテキストよりも「ノート」と「ワーク」の勉強を中心にすること。

過去問はしょせん過去問にすぎません。

たとえ同じ学校であっても、去年と教科担当の先生が変われば問題も変わりますし、たとえ同じ先生だったとしても、去年と同じような問題を「使いまわし」で出題してくるかどうかもわからない。

「過去問を塾でもらえる塾」に通っている人も多いでしょうが、それをやればOKじゃないんです。

その先生の授業で取ったノートが、ある意味最も信頼できる「過去問」です。

ノートとワークの内容をすべて説明できるようになること、これが定期テスト勉強の最大の目標と考えましょう。

 

②「教科書」「ノート」を単元ごとに読み返し、覚え直す。

知識が穴だらけの状態で問題を解いても成果は上がりません。

「まったく覚えていない」「理解していない」分野があれば、ワークをやる前に教科書を読みなおすほうが先です。

「わからないこともあるけど、まぁだいたい全体的には感じはつかめてる」ぐらいの状態になってからワークをやったほうがいいです。

ただし、あまり完璧主義になって、全然ワークに手をつけられなくなってしまうと時間的・労力的に非常にロスが大きくなります。

「だいたい雰囲気はつかめたら、後は問題を解きながら完成させていく」

というスタンスで進めるといいです。

 

③ 次に「ワーク」を解き、解けなかった問題の番号を別の紙に書きだしておく。

④ ③で書きだした問題を覚え直して、もう一度ワークを見直す。

すべての問題をサクサク解けるようになるまで繰り返すことが重要です。

ワークを「解きっぱなし」にするのが、成績の伸びない生徒に最もよくある行動パターンです。

当日、点が取れるようにするためにワークをやるんですから、「何も見なくても解ける」状態にならなければ、ワークをやる意味がそもそもない。

 

「一応、テスト勉強しました」

 

という親や先生向けのアリバイづくりはやめましょう。

出来るかぎり「人に説明できるようになるまで」「何も見ずにもう一度解けるようになるまで」ワークを解いた後に覚える時間をとらないとダメなんです。ここで、勉強できる人とできない人の間に取り返しのつかない差がつくことになります。

 

⑤ ①~④を、全科目・全単元で行う。

 (ここまでを、遅くともテスト1週間前までにやること)

 

なぜ1週間前なのか。

残りのラストスパート、1週間で「覚える・見直す・定着させる」ための勉強時間をとるためです。

1週間前で「まだ手をつけていないワーク」がある段階でほぼ負けは決定しているんです。

直前の1週間、ワーク提出のためだけに答えを書き写す生徒と、1週間前の時点でひととおり理解も演習もやり終わって「あとは本番に備えて繰り返し覚え直す」だけの生徒が戦って、勝負になるわけがないですよね。

1週間前にひととおりの準備を終えた生徒は、その後の勉強がものすごくスピーディですよ。

なにせ、もう8割がたのことは理解済みなわけですから、あとは残りの「微妙な」「自信のない」「若干あやふやな」2割の理解と定着に全力を注げるわけです。

 

「学校の授業を日々しっかりと理解して」

「ワークはやりっぱなしにせず、自分で何も見ずに解けるようになるまで繰り返し」

「人に説明できるようになるまで復習する」

 

もう、お気づきのことでしょう。

このような勉強をやっていれば、その時点で入試問題・道コンを解くための基礎力は十分身につくんですよ。

それを、普段は何もせず、一夜漬けの詰め込みでどうにかしようとするから、結局何も残らず、何も身につかない、無益な定期テスト勉強になって終わってしまうんですよね。

 

すべてはつながっているのです。

 

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