長谷川の韓国留学体験記 第1回(コロナ隔離の巻) | 進学教室FiveSchools OFFICIAL BLOG

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第0回目

 

こんにちは。

今は学習会スタッフでもないのでもはやなんと名乗れば良いか分かりませんが長谷川です。

 

前回、留学体験記第0回として留学を決めた理由などについて書きましたが、2月20日(日)にいよいよ韓国に渡航しました。

 

成田空港から韓国・仁川国際空港に飛行機で向かい、そこからバスとKTX(高速鉄道、日本で言う新幹線)で約3時間。

向かった先は光州という街です。

ここから私の留学生活はスタートします。

 

光州は、今や韓国全土で有名な韓国ハンバーグ・トッカルビ発祥の土地であり、アヒル肉が入ったピリ辛鍋であるオリタンが有名であるなど、食の土地として有名です。

 

また、有名人を多く輩出していることでも有名で、女優のパク・シネさん、東方神起のユンホさん、BTSのJ-HOPEさんなどが光州出身です。

 

(ちなみに私は韓国留学に来たものの韓国文化にものすごく疎く、この中ですらJ-HOPEさんしか存じ上げません。「光州 有名人」とGoogleで検索して書きました。かろうじて名前を聞いたことがあるお三方だけ書きましたが他にもたくさんいるようなので興味があれば調べてみてください。)

 

最初の半年間は、9月からの交換留学に備えて韓国語を集中的に勉強する予定なのですが、光州を選んだのは韓国現代史を語るには欠かせない5.18民主化運動(日本では光州事件と呼ばれています)の舞台となった街だからです。

 

5.18民主化運動とは1980年、開発独裁が行われていた韓国で民主化のために市民が蜂起し、軍が虐殺を行った事件です。

 

光州では全南大学という大学の附属語学堂に通っているのですが、全南大学は5.18民主化運動の起点となった場所であり、かつ学生の多くがこの抗争に参加した大学です。大学内には記念壁画や5.18研究センターなどがあります。

↑民主化運動記念壁画

 

↑その説明。

 

最初の半年間はあくまで語学留学とはいえ、語学だけでなく歴史や政治も学べたら良いな、と思っていた私にとってぴったりだったのが光州、そして全南大学でした。

↑全南大学正門

 

↑広いキャンパスで、大きな池もあります

 

5.18民主化運動と韓国の近現代史について語ったらそれだけでブログが終わってしまう、というか多分収まりきらないのでここらにしておきますが、興味のある人は『未完の革命―韓国民主主義の100年』(金惠京、2021)という本を読んでみてほしいです。

小説のように読みやすいにも関わらず、韓国の現代史の大枠を把握することができます。

 

また、光州事件に興味のある人は「タクシー運転手―約束は海を越えて」(2017・韓国、2018・日本)という映画を見てみてください。

かなり凄惨で痛ましいですし史実に基づかない部分もありますが、当時韓国の人々がどれほど苦しい思いをしたのか、どれほどの想いで民主化を勝ち取ったのか、その一端を知ることができると思います。

日本と韓国の戦後政治は相互に影響し合っているので、日本史を学んでいる人は韓国の歴史も学んでみると、日本史で学んだ事項に関する理解も深まるのではないかと思います。

 

そんな歴史ある光州にやってきたわけですが、到着してまずはコロナのための隔離期間でした。

 

隔離初日に謎に微熱が出て咳も止まらなくなるというアクシデントもありましたが、午前中は大学の授業を受け、午後からは動画を見たり、友達や家族と電話をしたりしていたので思ったより早く時間が過ぎていきました。

 

隔離期間は当然何もできず書くことがないので、隔離中に出たご飯の紹介でもしようと思います。

 

2月20日(日)到着日夜

入国日は朝5時に起き夜の21時までずっと移動していたので疲れ果てていたのですが、やっと到着したら最初の隔離ごはんが待っていました。

 

 

夜21時に食べるには少し重いような……?

 

美味しいけれど、キムチと肉炒め的なものがあまりに辛すぎて、2リットルのペットボトルの水を半分くらい消費してしまいました。

たくあんおいしい。

 

2月21日(月)2日目朝

初日隔離ごはんは重く辛かったのですが、まぁ夜ですからね。

次は朝ごはんです。

朝ごはんですから、さっぱりといきましょう。

 

 

朝から辛いだと……?

さすが韓国。

 

隔離7日間用に水6本しか与えられてないのに到着してからたった2回の食事で1本消費してしまい、最後まで持つのか不安になりました。

 

2日目昼

 

あれ……? 既視感が……

 

肉炒めとからあげとキムチとたくあん昨日も見たんだけどな……?

もしかして7日間同じようなメニューばかりでるのか……?

と、このあたりから不安を感じはじめます。

 

そして肉炒めはもちろん辛い。消費されゆく水。

 

2日目夜

 

 

おっと、からあげです。

からあげが到着してからたった4回の食事中、なんと3回目の登場となります。

 

メンチカツも昼に続いて2回目の登場、右のスープも朝に飲んだものとほぼ区別がつきません。

 

このあたりで薄々、というか明確に察しつつあったのですが、結局隔離期間ずっとこういった同じようなメニューがでてきました。

からあげを何回食べたことだろうか。

 

本当は隔離中の食事を全て時系列で紹介しようと思っていたのですが、ずっと同じメニューであまりに単調になるのでやめておきます。

 

たまーに変化球でフルーツなど甘いものがやって来るときもあり、それを楽しみに過ごしていました。ちなみにこのどんぶりみたいなやつは3回くらい出ました。

 

それにしてもやはり韓国。

隔離中に出たごはんの9割が辛かったです。

最後まで持つのか不安になった水は、辛い時だけ飲むようにすることで本当にギリギリ足りました。

 

私は辛いものがとても苦手なので、隔離の時点で心が折れ気味。

既に日本に帰りたい……と思っていたのですが、隔離が終了し外に出て大学や周辺の街を見て一気に考えが変わりました。

光州最高。

全南大学最高。

 

そんな大学や光州の紹介はまた次回にしようと思います。

今回はここまで。また次回お会いしましょう。

 

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