イースター島ってどんなイメージ??
岩とわずかにはえた草ばかりの
荒れ果てた土地
数多くの巨大なモアイが立っている
とてもふしぎな島
じゃないですか?
そんなイースター島にも
昔人が住んでいたようです
住んでいる人がもっとも多かった時は
1600年ごろで6,000~7,000人もの人が
住んでいたそうです
でも
1877年には島民は
わずか111人になってしまったといいます
これはどうしてなのでしょう
・・・
この土地で人は
モアイをどうしてどうやって作ったのでしょうか
そして
どうして人は減ってしまったのでしょうか

※私達の地球とあてはまることがいっぱいあります
私達の生活をイメージしならが読んで下さい。
今からずっとずっと昔
イースター島には人は住んでいませんでした
そこには森が広がっており
土地は今よりもずっと豊かでした
でも今から1300年ほど前に
イースター島に人が移り住んでくるようになってから
イースター島の様子は大きく変わりました
新しい土地を求めて
イースター島に移り住んできた人々は
森を切りひらいてその土地に畑を作り
豊かな食料をえていました
また、
生活のために森の木を切りたおして
料理や暖房のためのまきとしたり
家をたてたり
魚をとるための舟を作ったりして
生活するようになりました
生活が豊かになると
島の人口はどんどん増えました
モアイは島の内側を向くようにして立っているため
島の守り神として作られたのだと言われています
これらはすべて島にある
ラノ・ララク火山にある岩を
石器でけずって作られました
できあがったモアイは
木の繊維から作られたロープで引きずられて
木で作ったコロに乗せられて島の各地にはこばれました
そうしてモアイは島のあらゆるところから
いつでも島の中を見守っていたのです
でも
こんな時代も長くはつづきませんでした
・・・
島に住む人がふえて
人々がどんどん森をこわしたため
島からは森がへってきました
森が減ると、
そこにあった植物や動物は生きてはいけません
当然人間も・・・
こうして
食べるものがなくなってきたイースター島の人々は
とうとうおたがいの食べ物をめぐって
争いはじめました
貧しさのあまり
人々は土地や食べ物をとりあうだけでなく
戦いに勝った人が負けた人を食べたりもしたそうです
・・・
こうしてついに
イースター島からは森がなくなり
残ったのは巨大なモアイ像と
わずかに生き残った人々だけとなりました
・・・

イースター島で起こった
この悲しいできごとは、
今、地球に住んでいる
私たちにも関係のあることです
ぜいたくを求めて森をこわし
地球上から森がなくなったときには
もう私たちは生きていくことができません
このことを
モアイは教えてくれているのではないでしょうか
※早稲田大学人間科学部環境生態学研究室より
私達の身近にある森について
詳しくわかりやすく描かれているHPを発見☆
コチラです↓
森について考えよう
http://www.f.waseda.jp/yasu/eetop.html
知ることからはじめよう
