今週は、正直に言おう。

挫折した。

久しぶりに、どんよりした一週間だった。

理由はシンプル。

超優秀な部下に、勝てないと悟ったからだ。

特に質問への回答力。

すごい。

質問が飛んできた瞬間に、スッと答える。

しかも的確。

自分なら「えーっと……」と脳内で会議を始めるところを、彼は即答。

もちろん、この部署の知見は彼のほうが圧倒的にある。

だから仕方ない。

……と言いたい。

でも、悔しいものは悔しい。

「次長、何やってんだ」と自分で自分にツッコミを入れたくなる。


一方で、超優秀部下以外のメンバーには、今週も上司として色々やった。

守らなければいけない部下もいる。

支えなければいけない部下もいる。

悩みながら、考えながら、できることをやる。

でも、改めて思った。

完璧な上司なんて無理だ。

全部できる人間なんていない。

自分には自分の強みがある。

足りないところは、学べばいい。

そして、優秀な部下には素直に助けてもらえばいい。

……まあ、負けた気分はしばらく残るけど。


そんなモヤモヤを抱えながら、毎年恒例の中高幼馴染飲み会。

これ、何年続いているんだろう。

仕事も立場も関係ない。

昔から知っている人間と飲むと、妙に楽だ。

今週はストレスもあって、結構飲んだ。

「今日は飲んでいい日」という言い訳を、自分に与えた結果である。

翌日の自分には、あまり好評ではなかった。


そして、ちょっと嬉しかったこと。

自分のグループで、グループLINEを作ってもらった。

たったそれだけ。

でも、なんか嬉しい。

こういうのを見ると、結局最後はなんだろうなと思う。

仕事ができる。

判断が速い。

知識が豊富。

もちろん大事。

でも、それだけじゃない。

「この人についていきたい」

「この人と一緒にやりたい」

そう思ってもらえる上司になりたい。

そのためには、

感謝。

謙虚。

ユーモア。

そして、何より部下を守る気概。

この4つは忘れないようにしたい。


今週は取引先と野球も見た。

異動してから、仕事で野球を見るのはなんと3回目。

仕事なのか、役得なのか。

たぶん両方だ。

こういう経験ができるのも、この仕事の面白さ。


悩みは尽きない。

課題も多い。

超優秀な部下には勝てない。

存在感もまだまだ。

上司の目も気になる。

それでも、今週一つだけ確信した。

人に勝つことより、人に慕われることのほうが、長い目で見れば強い。

だから焦らない。

いや、焦るけど。

焦りながらでも、前に進む。

来週は良い週になってほしい。

でも、良い週になるのを待つだけじゃない。

自分は全力を尽くす。

そのうえで、少し笑える余裕を持つ。

そして、いつか振り返った時に、

「あの挫折があったから、変われた」

と思えるようにする。

今週は負けた。

でも、まだ試合は終わっていない。

来週、また戦おう。


今週も終わった。

相変わらず予定表は隙間がない。

最近はスケジュールを見ても驚かない。

「ああ、昼休みは都市伝説なんだな。」

そう受け入れることにした。


今週、一番印象に残った出来事。

上司への報告の場で、自然と部下を守る発言が出たことだ。

しかも、その部下は同期。

別に「守ってやろう」と気合いを入れていたわけじゃない。

気づいたら口から出ていた。

「私は部下の報告を聞いていて、私の判断が至りませんでした。」

そんな一言だった。

言ったあとで、自分でも少し驚いた。

管理職になって5か月。

まだ「管理職を演じている」と思うことも多い。

でも、この瞬間だけは違った。

少しだけ、本物になれた気がした。


もう一つ。

営業先の管理職から受けた協賛依頼。

2日で結論。

完璧な答えかどうかは分からない。

でも、判断する仕事なのだから、判断しないことが一番の失敗だ。

少しずつ、「決める力」が付いてきたのかもしれない。


会議も同じ。

今週も必ず発言するルールは継続。

最近は「とりあえず話す」から、「ここで話す」に変わってきた。

存在感とは、大声を出すことではない。

「その人が話すと場が動く。」

そんな状態を目指したい。

…まだ道半ばだけど。


今週は飲み会も豪華だった。

火曜日は業界の方々が集まるパーティー。

木曜日は焼肉。

金曜日は協賛しているカンファレンス。

仕事なのか、ご飯なのか、境界線が少し曖昧になってきた。

でも、改めて思う。

自分は企業に守られている。

会社という看板があるから会える人がいる。

会社という信用があるから話を聞いてもらえる。

全部、自分一人の実力じゃない。

そう思えるようになったのも、この部署に来た収穫かもしれない。


気づけば8月。

異動して5か月。

もう「まだ慣れてません」は通用しない。

ここからは、自分の価値で勝負する時間だ。

ダメな後輩がいても慌てない。

トラブルが起きても顔色を変えない。

「あ、大丈夫。何とかなる。」

そう言える余裕のある上司になりたい。

もちろん心の中では全力で焦っているかもしれない。

でも管理職とは、ある意味プロのアイスバーグ。

見えている部分は穏やかに。

水面下では全力でバタ足。

それくらいが、ちょうどいい。


来週も予定表は、ほぼ満席。

会議、案件、相談、判断。

きっとまた新しい問題も増える。

でも、不思議と以前ほど怖くはない。

ここ数か月、毎週ギリギリを乗り越えてきた。

だから思える。

たぶん、来週も切り抜けられる。

根拠はない。

でも経験はある。

そして経験は、意外と裏切らない。

さて、金曜日。

今週もよく戦った。

まずは乾杯して、また来週、前へ。


今週も終わった。

気づけば、もう8月である。

「え、今年あと5か月?」

最近、時間の流れだけは新幹線より速い。


今週は経営会議前、最後の追い込み。

…のはずだった。

結果は、条件合意に至らず延期。

「あぁ…」という空気にはなったが、意外と自分は冷静だった。

なぜか。

理由はシンプル。

超優秀な部下が、とことんやり切ってくれていたから。

「ここまでやってダメなら仕方ない。」

そんな納得感があった。

管理職になって分かる。

結果は大事。

でも、結果だけでは測れない仕事もある。


一方で、自分自身の課題は相変わらず。

存在感。

会議では「必ず一回は発言する」。

これは今週も続けた。

でも、まだ何かが足りない。

特に鋭い質問や想定外の切り返し。

頭の回転で「あっ…」となる瞬間がある。

悔しい。

でも逆に言えば、課題が見えている。

伸びしろ、と言っておこう。

40代でも、人はまだまだアップデートできるらしい。


そんな中、金曜日。

超面倒な営業先と真正面から向き合った。

できれば避けたい。

でも逃げたところで、来週の自分が困るだけ。

だから行った。

最近思う。

自分の仕事は知識ではなく、経験値でできている。

楽な案件より、胃が痛くなる案件のほうが、後から必ず自分を助けてくれる。

RPGで言えば、強い敵ほど経験値が高い。

できればスライムだけ倒してレベル99になりたいけど、人生はそんな親切なゲームじゃない。


そして金曜日の夜。

前部署の部下たちが渋谷に集まってくれた。

10人以上。

もう直属の上司でもないのに。

本当にありがたい。

飲みながら言われた。

「当時は細かいなと思ってました。」

…やっぱり思ってたんかい。

でも続けて、

「あの指導、今になって意味が分かります。」

「今、すごく助かっています。」

そう言ってくれた。

お世辞かもしれない。

いや、お世辞じゃないと信じたい。

だって、義理だけで10人以上は集まらない。

管理職って、その場では嫌われ役になることもある。

でも何年か経って、「あれで良かった」と言ってもらえるなら、それは最高の勲章なんだと思う。


異動してから毎週、自分の存在感ばかり気にしてきた。

でも今週、少しだけ思った。

存在感って、無理に出すものじゃない。

積み重ねた結果として、あとからついてくるものなのかもしれない。

だから焦らない。

いや、焦るけど、立ち止まらない。


来週から8月。

暑さも本番。

仕事も本番。

試練も、きっと本番。

でも、迷ったら辛い道を選ぶ。

逃げない。

経験値を積む。

そして会議では、また一回は発言する。

さて。

8月も、レベルアップの時間が始まる。🍺