昨日、3日間の研修がおわった。約2日間でスクラムの疑似プロジェクトを実施するものだ。

 

最終日に、この研修を実施してよかったことを説明してもらった。

 

そこで受講生より、

「PDCAのサイクルが回ってよかった・・・」

というコメントがあった。」

 

私は、少しフィードバックした。

 

アジャイル開発、計画→開発→リリースという開発プロセスと

計画→開発→リリース→ふりかえりという管理プロセスが同時に回るので、

前回あった課題を今回解決できるのでだから良いんです。

 

ウォーターフォール開発では、プロセスが違ってしまう。

管理プロセスで考えた改善は、次のプロセスで効果を出さない。

(一部はあるかもしれない)

と繰り返し型のメリットを説明した。

 

でもね、君たちが良かったのは、

開発中にタスクが足りないと思った時に

「タスクを追加して、バーンアップさせたこと」

「次回の計画ミーティングで同じ事象がないかを話し合ったこと」

「そして、次の開発で追加タスクが減ったこと」

 

その場面ごとに問題を認識して解決したことだよ。

ふりかえり(KPT)で改善したわけではないよね。

 

そういう場面ごとに話し合って改善したことをKEEPとして出すことが

最も大切なんだよ。

 

ふりかえりはそういうものなんだよ、だからKEEPを必ず1人1個ださないといけない

に結びつけて終了した。

 

みなさん、KPTでKEEP出していますか?

出てないということは、平地にいると思っているあなたは、

下りのエスカレータに乗っていますよ。。。。。