『フォレスト・ガンプ』の原本を読みました。
映画にもなったお話です。
大昔に見たので、フットボールを抱えて走るところしか覚えていないんですが、それは物語のごくごく一部にすぎませんでした。
主人公のフォレスト・ガンプは、フットボールで活躍しただけでなく、ベトナム戦争で戦ったり、帰国してメダルを受賞するため大統領に会ったり、中国で溺れる毛沢東を助けたり、人気のプロレスラーになったり、宇宙に行ったり、エビの養殖で富を築いたりと、奇想天外な展開の連続でした。
IQが低い彼が、凡人にはできないようなことを次々に達成していくのは、爽快な気持ちでした。でも、それは彼にとっては常に良いこととは限らず、いつも山あり 谷あり。
フォレストは、自分は頭が足りないからと、何も考えずにその場その場で「Right thing（正しいこと）」をやるだけ。そして、人情に厚い。
誰が、フォレストよりも優れた人物だといえましょう。
フォレストのような心持ちは理想じゃないのかな、と思ったりしました。