「海を見ていた午後」「海を見ていた午後」校舎の屋上から あの子が帰る姿を目で追った。友だちと無邪気にじゃれながら 鞄を揺らす姿。白のブラウスに紺の短めのスカートが夏の暑さによく似合っていた。白のソックスと黒い革靴。 都会のにおいがした。細めのリボンが風になびく 髪を掻き分ける仕草を真似てみた。免許も車もないのに・・・助手席にのせて海岸線を走る午後を見ていた。