わたくし達が最も大事だと感じましたのは、自分自身の写真集でありながら自分自身が違うものを誠意と敬意をもって表現し、観てくださる方々の心が次元を突破して自由になって感動できるものを丁寧に作りあげる心してとりかからなければならないとても神聖でアーティなプロジェクトという精神性です。姉がベルなどのコスプレをアップいたしますと「まるでそのものです!」という大好評のコメントをたくさんいただきました。「プリンセスシリーズをぜひたくさん再現してほしいです!」というリクエストが多くて、私のいろいろなタイプのキャラクターとはまた一線を画していますが、このご本の中でサラッと融和しているバランスは素晴らしいと思います。

私も限りなくそのようにしようと思っていますが、足りないところもたくさんありますので、姉が細かくプロデュースしてくれました。べてがお気に入りですが、最後にありますキャットウーマンは、完成度の高いキャットスーツでゴールドのフルオープンファスナーがとてもセクシーです。ピッタリとわたくしのボディのお肌にからみつく上質のエナメル素材のため着衣するのに15分かかります。いつもの「叶ポージングエクササイズ」のポージングのしなやかな筋肉を鍛える成果を存分に発揮したポージングやブーツはわたくしの普段からお気に入りのハイブランドのもので、17cmのピンヒールがよりシャープな印象を醸し出していると、わたくし達ならではの楽しみ方が出ています。以前からリクエストがすごくたくさんありました初音ミクや綾波レイは、どうしても美香さんのスーパーグラマラスな体形ではとても表現しづらいものがありますので、特に気をつけました。初音ミクは着物を着る時のように胸を平らに潰して抑えましたが、綾波レイの場合は着ている服(プラグスーツ)自体が立体的なもので抑えようがなく大変でした。

私は8~9割が美香さんのコスプレでいいと思っていて、自身のはいらないとも考えていました。しかし、「ぜひ恭子さんの作品を少しでもいいので入れてください」と強く希望されましたので(入れました)。それから、わたくし達はコスプレに限らず、写真のシチュエーションやポージングにはいつもとてもこだわりがあります。キャラクターのコスプレ衣装やポージングだけを真似るのでは表面的な薄っぺらいものになってしまうケースも。ですから、アニメを観たり作品を読み込んだり、きちんとキャラクターを納得した上で内面からも表現することを、とても大事に考えております。昔からSNSでベルやオーロラ姫やマリーアントワネットのイラスト画が、姉にそっくりというツイートやコメントがすごくたくさんありました。背景がシンプルな分、皆さんがキャラクターに見入っていただけると思います。いろいろな背景を制作してみたりもしたのですが、最終的には作品の世界観を壊さないよう、あえてシンプルにいたしました。