このプロジェクトは、コスプレ初心者・頓知気さきなが、筆者・ソムタム田井が出すさまざまな課題に挑戦し、一人前のコスプレイヤーになるまでの過程を描いたノンフィクションである。まず最初に伊波さんが取り出したのは、スチーマー。せっかくクオリティの高いコスプレ衣装を用意しても、イベントに参加する際、スーツケースの中でごちゃ混ぜになり、しわくちゃになってしまっては、その魅力も半減してしまう。初心者にありがちなミスなので、活動参加時は、このようなスチーマーを持参しよう。
既製品を入手し、そのまま着ただけでは真のコスプレイヤーとは言えない。より格好よく着こなすために、頓知さんにはコスプレ衣装の調整を自分でマスターしてもらう。その方法は3つある。本格的なカスタマイズは難しい。通販で買ったコスプレ衣装を前に悩む頓知気さん。だが、初心者にも対応しやすく即席でコスプレ衣装をある程度まで調整できるリサイズテクニックもある。今度はそんな1の方法を頓知気さんに伝授するために、筆者は第一線で活躍中の人気コスプレイヤー・伊波ユリさんに講師をお願いすることにした。
最近では、アプリゲームの広告掲載や、ボートレース場イベントに出演するなど幅広く活動し、多方面から注目を集中している伊波さん。その一方で、若手レイヤーのマネジメントなども行っており、新人にコスプレのノウハウを教えるのはお手のもの…といった様子。頓知気さんも大先輩を前に緊張の模様だ。本来、めぐみんのコスプレ衣装は襟まわりが大きく開いているが、実際に着た姿を見てみると、ちょっと不自然な印象を受けた。イメージを壊さないようにしつつ、自身に合うように調整する。このバランス感覚を身につけてこそ、一人前のコスプレイヤーだ。伊波さん曰く「衣装の襟元や腰まわりを絞ったり、袖やスカートの丈を調整することで、コスプレのクオリティはアップします。ミシンがない場合や、裁縫が苦手な人は安全ピンを使用するといいですよ」とのことで、さっそく安全ピンで襟元を調整。
今回は、通販で届いた衣装を開封した直後だったこともあり、さっそくしわ伸ばしに挑戦。頓知気さんは、初めてスチーマーを使ったようで手つきがぎこちないが、伊波さんに教わりながら、なんとかコスプレ衣装をきれいに仕上げた。続いて頓知気さんにコスプレ衣装を着てもらうものの、ふたりともしっくりきていない模様。襟まわりが大きくひらき過ぎている。ただし「何個も付けすぎると目立つうえ不自然なシワもできてしまう」ので、安全ピンを使用する位置は気を付けたい。今回は、両肩に安全ピンを使い、襟元の開き具合を調整。その上にマントを羽織ることで、安全ピンが見えないようにしてある。