約束
『心斎橋の大丸前で7時な。』
あたしは7時ちょうどにその場に降り立った。
行き交う人達の視線を感じ…フッと横を見ると…
デューク更家がっ!!(°д°;;))))
(サインっ…ダメダメ!待ち合わせ待ち合わせ。)
あなたに会えるから…
はやる気持を押さえながら、あなたにメール。
『今ついたょ☆』
あなたからのメール。
『オレも着いた。今どのへん?』
メールがもどかしくなり…待ち合わせの時に便利かなって、交換したあなたの電話番号を電話帳から引っ張り出す。
「プルルル、プルルル…はい、もしもし?」
受話器から聞こえたのは…少しだけあどけなく、少しだけやんちゃそうな、少しだけ低めの…慣れた口調の初めて聞いたあなたの声…
「今どの辺おるん?」
「オレ商店街側やで。」
「あたし今御堂筋側おんねんけど、大丸とそごうの間の道分かる?そっからそっち行くわぁ!」
「オレも今そっち向かってるで。」
「えっ、どこ?どこ?どれ?どこおるん?」
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「あっ、おったぁ!」
不思議
会えるとなると・・・不思議なもので、相手への不信感が出てくる。
軽いなぁとか誰にでもそうなんやろなぁとか食われたらどうしよう(笑)とか・・・
今まで色んな話もそれなりにしてきたつもりやのに・・・。
人間ってわがまま。
夕方に約束したあたしは、
念入りにお化粧をして、
約束の場所へ向かったの。
会える日まで・・・
再びあたしが、あなたの元へ舞い戻ったのはね・・・
腐れ縁の人と、また大きく揉めたからなの。
なじられて、罵倒されて、どつかれて、荒らされて・・・
最悪に優しくて、最悪に冷たい人間。
あたしが人生最高に暴れた日だった。
分かってるのに・・・
ごめんなさい・・・あたしはなんて情けない女・・・
メールを再開させてから、すぐに、あたしはヤケ酒のし過ぎと、
ストレスで、体壊して、救急病院に運ばれて・・・
夜中やのに、あなたは心配して救急病院の連絡先を教えてくれて・・・。
それでね・・・あたしのあなたへのブレーキは弱まったの。
あなたは、ほんとに心配してくれてた・・・。
あなたは、ほんとに優しかった・・・。
それからあたしがあなたに直接会ってみたいと思うまでに
そう時間はかからなかった・・・。
4月29日、土曜日あたしは知り合いのバーテンダーとそのお友達と3人で
南森町の『sfida al centro』ってお店で食事会。
ワインを飲みながら、楽しい話をいっぱいして・・・。
久しぶりに明るい一日を送ったの・・・。
15時くらいにお開きになって・・・
帰りに、少しだけ酔っ払ったあたしはあなたがくれた朝のメールを
思い出しました。
『今日は久々に一人で買い物にでも行こうかな・・・』
よし!ダメもとで誘ってみよう。そう思ってメールしたの・・・
あなたは優しく・・・
『今からじゃディナーは早いから・・・ん~っ、軽くお茶でもしようか?』
って返事をくれた。
理由・・・
あたしがあなたを・・・人を怖がったのには、理由があるの。
あたしには今までに大好きな人が・・・あの人以上の人は居ないと思える人が・・・
一人だけ居たの。
俗に言う、腐れ縁・・・かもしれない。
その人とは・・・・今でも続いてて・・・・
その人とは・・・・人の一生・・・すべてを経験した。
あたしが、180度変わるような経験。
その経験があなたに拒否反応を示したのかもしれない・・・
でもその時、すでにあたしはもう、あなたを意識していた。
その経験があたしにブレーキをかけさせたのかもしれない・・・
だから、プッツリ消えちゃったの。
2週間後・・・
あたしは、フッと、あなたの携帯の中に姿を表した。
『携帯なくしてしまって・・・あと、飲み会三昧で・・・』って言い訳と共に・・・
そんな、あたしにあなたは優しく・・・無邪気に・・・
『もぉ~、嫌われたかと思ったよぉ~・・・』って。
そこから・・・再び・・・スタートした・・・
出逢い
あの人との出逢いは、そう・・・メールから・・・
2ヶ月前にあたしの元へ届いた新着情報メール・・・
その中に、あなたはいました。
共通点なんかほとんどないあなた・・・
『病院勤務/ロック/某ブランド名・・・・・』
何故かそんなあなたにあたしはメールを送ったの。
はっきり覚えています。
あなたはすぐに返事をくれました。2通も・・・
『機会があれば、飲みに行きましょう。』 って。
でも・・・
あたしはそれが怖くて・・・理由があって動けなくって・・・過去の経験から・・・あっさり・・・
『最近、忙しくって』って。
それからもあなたはメールをくれました。写メも・・・
それ以降、あたしはプッツリ・・・姿を消しちゃったんだよね。
はじまり・・・
あたしは今月で26歳。
今恋をしていて・・・でも、それは、きっと叶わぬ恋。
相手は24歳の病院の先生。
まだ出会って、2ヶ月・・・
ほとんど、一緒には居ない・・・
居れない・・・
でも、そう思ったの・・・
あなたも、あたしも、恋愛ノイローゼ。
人の愛し方が極端に下手なんだよ・・・
