【本日のテーマ】
竜王戦で羽生棋聖が4勝目を上げ、
タイトル奪取。

ついに「永世7冠」となりました。

羽生棋聖、15期ぶり竜王奪還で前人未踏の「永世7冠」達成 渡辺明竜王を4勝1敗で下す

「将棋」に興味のない方も
この機会にぜひ一度関心をお持ちください。

【概要】
将棋はものすごく消耗します。
子供の頃は「あそび」でパチパチやっていましたが、
大人になって「負けるのが嫌」で
ある程度真剣に指すと
あらためてこんなに消耗するものかと感じます。

タイトル戦になると2日間にわたり、
盤の前で頭脳と精神のエネルギーを投入し続けます。

ちなみに今回の竜王戦は10月20日から始まって
5局合計522手、勝者の賞金が、、、
1手当たり〇十万円ですね、、、。

なんでもお金で換算するのはいかがと思いますが、
ついつい、、、。

そして将棋は遺伝的なもの以上に努力が求められる世界です。
将棋の棋士に2世、3世はほとんどいません。
もちろんゼロじゃありませんが、
囲碁や他のスポーツ、政治家と比べても圧倒的に少数。

将棋クラブの「強い子」たちに
どうやって強くなったの?って聞いたら皆「対局数」と「対局頻度」。
要するに「量」。


藤井4段にしても既に詰将棋を1万題以上解いています。
1日1題、毎日欠かさずに解いてもとしても1万日、30年ですね。

その上、作題。出来栄えが良いのがあまりに多いので、
師匠の杉本七段が当時の谷川会長に
「どういう指導をしてるのか」と
怒られたとか、怒られなかったとか。


将棋はたった一つの手で逆転してしまいます。
自分自身、指していても「早く投了しろよ」と
相手に失礼なことをよく思います。

ですので最近のタイトルホルダーはほぼ30代前半。
最近は藤井四段に限らず、若手の実力者も増え、
記憶力だけでなく体力も衰える
40代後半でのタイトル奪取というのには脱帽です。


【強さの秘訣は何なのか】
強さの秘訣は何か?
調べるだけで膨大な時間を費やしそうなので
ちょっと気になったものを挙げてみます。

「ライバル」。
例えば羽生竜王は森内九段(永世名人)と
公式戦で120回(これからまだまだ増えます)、
小学生の頃から大会などでずっと指し続けているので
この二人はどれだけ飽きずに続けているのか。


「1日1時間、20年続ける」
研鑽に充てている時間は1日1時間なんて
レベルじゃないでしょう。

今回の竜王戦、5日前に渡辺竜王と名人挑戦権を懸けて
東京で真剣勝負を戦っています。

そしてファイナル、途中までは5日前と同じ戦型、
指宿の会場にいたプロ棋士含め全員が「あっ!」と
声を上げる1手。

「何が何でも勝つ」という強い意志。

藤井四段と初めて公式戦で対局することになった
A級棋士(名人へ挑戦するためにリーグ戦を闘っている
トップ10人)の豊島八段も、徹底した準備で、
相手の得意戦型でグーの音も出ないくらいの圧勝。

トップ棋士といってもA級で10人、
ビッグタイトルが8本。
トップはせいぜい20人から30人くらい。

顔も名前も性格も、何から何まで知り尽くした者同志で
争うわけですから。

「強い意志」「研鑽継続」、最低限この二つがなければ
とてもじゃないけれど、、、ですね。