【本日のテーマ】
社内調査の結果、「スバル」でも無資格検査が判明しました。
神戸製鋼、日産、商工中金、とりあえず、
毎週1件、どこかの大企業の不祥事がでていますが、
少し考えてみようと思います。

皆さんのお考えの参考になれば幸いです。

【完成車の検査の資格】
日産の事件のときに、ちょっと法律を調べてみました。
「完成車を検査する資格」についてです。

表面的なものでしかないのですが
要は「自動車整備士」の資格で
「車検」を「通す技能」を持っているというものです。

新車(普通車)は初回車検は3年目ですが、
工場で1回通しているからなんですね。

疑問に思った最初のことは、
そもそもその資格制度は必要か?
制度はメンテナンスされているのか?

法律を調べたらちゃんとメンテナンスされていますね。

では、そのタイミングで「車検」は必要なのか?
別にメーカーじゃなくてディーラーがやってもいいじゃん。
とか。

【組織の掟】
「組織の掟」。組織に所属する以上そのルールはなにか?
感じていることは今は大きな変化に対する「過渡期」ですね。

もともとIT屋であったので社内システムとかにも
関わっていたのですが、新しい会社なら画面で「ポチッ」とやれば
済むことが、歴史と伝統のある会社ですと、
書類とハンコでうだうだです。

極端な話、全角と半角の混在、行頭が1文字ずれている、
そういった部分で多くの時間とエネルギーが消費されています。

「仕組み」をつくって「ポチっ」とやればいいじゃないかというと
これが実は難しくて。

理由は「人間の脳は変わりたくない」ようにできているからです。
「昨日までうまくいっていたのに、なぜ変えなきゃいけないのか」

変わるリスクと変わらない安定であれば間違いなく「変わらない安定」を
選択します。

これは「生存本能」に由来するので「まず受け入れる」しかないのです。

【変わるということ】
「変わりたくない」のであれば意識して「変える」しかないのです。
もし、世界のなかで日本が恵まれている点があるとすれば、
「四季の変化」と「地形・地勢の変化」です。

そして、強制的な変化はやはり「旅」ではないでしょうか。
知ってる土地、見知らぬ土地。商い、習慣、そういった変化に触れることで
変わり続けることができるのではないでしょうか。

「お金」という道具が「変わっている以上」、
使い手としても「変化」に慣れていくことが必要ではないでしょうか。