「投資」と「投機」と「博奕」という切り口で
暗号通貨について考えてみました。
【投資】
「取引や納税のルールがある程度あり」、
「ファンダメンタル」が分析でき、
「付加価値の創造」があるということです。
暗号通貨の分野では実はまだありません。
正確には「ほんの少額」、総資産の5%くらいを
いくつかの通貨に分散してというレベルです。
本気で稼ごうとすると「雑所得」で
50%の税率です。
100万円を1億円にしても
9900万円の50%を納めなければなりません。
海外の取引所に置いておけば、、、といっても
現実としてはまだ上限数万円の
デビットカードにチャージするくらいが関の山。
不動産や有価証券などの大きな買い物には
まだまだ時期尚早。
どの通貨へ投資するか、
ホワイトペーパーを読んだり、
将来性を分析したりする時間は
暗号通貨への銘柄調査よりは
暗号通貨に関わっている上場企業の株式の方が
(時間を含めた)コスパがいいのではないでしょうか。
【投機】
投機は需要と供給のギャップに対する価格の歪みをとるわけです。
株やFXと比べてよいのは「中長期的な方向感が安定している」こと、
ボラタリティが大きいこと、その2点くらいです。
上手にやれば利益は大きいと思いますが、
過去にFXで多くの人が税務調査に入られ、
無申告重加算税でやられています。
納税のルールもまだはっきりしていなかった頃ですから。
納税実務にかかる手間や時間、税率を含めて
検討すべきでしょう。
【博奕】
一般的なICOは「博奕」です。
誰が誰に送金したかもわからない(これは時に長所)ので、
「詐欺」「フィッシング」には非常に好都合です。
有価証券とちがって上場のルール、手続き、スケジュールも
不明瞭。
ホワイトペーパーもいくつか見ましたが、
技術やマーケットの話ばかりで、
資金の使途や監査、スケジュール管理、
そういった「普通」の情報さえ「出資者」に報告はなし。
やらずぼったくりやり放題。
ある日サーバーにアクセスしたら「つながりません」なんて。
よほど顔が見ている相手で、対面でもない限り、
ちょっと怖くて、、、。
どうしてもということであれば、
ホワイトペーパー(特に技術面)をよく読むと、
新しい暗号通貨もいくつかの暗号通貨を部品として
組み込んでいるので、そのあたりの需給とタイミングを
測っていくのがよいのではないでしょうか。
【まとめ】
暗号通貨は「お金」と「インフラ」の2つの側面が
あるように感じています。
たまたま「お金」の色合いが強いのですが、
ブロックチェーンとP2Pの二つの技術を組み合わせた
「ミドルウエア」のような感覚です。
貴金属や穀物が商品取引所で取引されるように、
ミドルウエアが取引所で取引され、現金化されるということです。
ただ、金属のように、鉱山や精錬といったプロセスが不要で、
穀物のように大規模な畑や天候の影響といったものも不要で、
アイデアとマーケティングとソフトウエア技術で
メーカーの立場(利幅の一番厚い立ち位置)をとれるというように
感じています。