繰り返すことの意味 |   fitのひろば

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こんばんは
泉ヶ丘校のかさまです≧(´▽`)≦

最近、
ふと感じることがあります。


子どもたちは、毎年毎年、
それはもう進級、進学、卒業、入学を
繰り返していきます

ひるがえって自分はというと
同じサイクルの繰り返しではないかと

街を歩けば
フィットの卒業生らが
真新しい高校の制服を着て
青春を謳歌しています

お恥ずかしい話ですが、
心底、うらやましいと
感じている自分がいるのです


そんな折、
大好きな誉田哲也さんの
短編小説 『シンメトリー』の作中に
興味深い一節を見つけました


刑事という仕事に疑問を
抱いた主人公、姫川玲子。

『自分はいったい、あと何人、
犯人を逮捕することになるのか…。

警察がどれだけ頑張ったところで
社会から犯罪がなくなることはないのではないか…。』


この疑問に明確な
答えを与えてくれたのが
姫川の上司である今泉部長です。

「たとえば農家の人は、
作っても作ってもみんなが食べてしまうから、
また作らなくちゃいけない、などと嘆いたりはしないだろう。

人の営みも、そういうもので、
終わらないから徒労なのではない。
繰り返し、循環させ、
維持していくことにこそ意味がある。

警察も同じで
決して犯罪はなくならないが、
少しでも少ない状態に保つよう努力する。
それが社会秩序の維持につながる…。
それでいいじゃないか。」


この一節に
わたしは元気を分けてもらったような
気がします。


「教えたことを
すぐに忘れてしまうから徒労なのではない!
繰り返し、演習させ、
定着させていくことにこそ意味がある。

決して、短期間で模試の点数が上がるとは
限らないが、1問でも多く問題が解ける状態に
保つよう努力する。
それが志望校合格へとつながる…
それでいいじゃないか。」

わたしなりに変換した
今泉部長の説法を励みに
明日からもがんばります


やっぱり
『姫川玲子シリーズ』は
素晴らしい刑事小説です

「刑事モノはちょっと…」
というあなたも、是非一度
読んでみてはいかがでしょう。


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