こんばんは。
心と体と氣の相談室
黄 喜惇です。
今日は冬至でしたね。
冬至とは、昼が一年で一番短く
夜が一年で一番長い日ですよね。
冬至は陰陽論でいうと
「陰極まって、陽に転ずる」日となります
そんなわけで
今日は陰陽論についてちょこっと
書いてみようと思います。
陰陽五行というのは聞いたことある方多いと思います。
陰陽も五行も、古代の人々が自然を理解し解釈する上での一つの考え方です。
その中の陰陽論は、世界のあらゆるものは
「陰」と「陽」の2つに分けられるという考え方。
例えば
月が「陰」で太陽が「陽」
地が「陰」で天が「陽」
夜が「陰」で昼が「陽」
寒が「陰」で熱が「陽」
女が「陰」で男が「陽」
などですね。
この2つはお互いに表裏一体の関係で
対立しつつもバランスを取り合い共存しています。
陰と陽の関係には大きくわけて4つあるのですが
その中で、「陰極まって、陽に転ずる」という言葉と関わりが深いのが「相互転化」。
要は、片方が強くなりすぎると(極まると)
もう片方に変わってしまうのです。
冬至でいうと、夜が強くなりすぎて
昼が長くなる方へ変わっていく、という感じ。
こんな風に季節も一年を通して陰陽のバランスをとりながら巡って行っているということですね。
人の体でも陰と陽が存在し、バランスを取っていますが、それが崩れることによって不調がでたり病気になったりします。
そのバランスを整えて元気にするのが中医学の考え方ですね
ちなみに、中国では冬至を「一陽来復」といい
これから陽に転じていくため、縁起のいい日なのだそうです。
読んでいただきありがとうございました。