昨年末あたりから多摩川中流域では
大規模な護岸工事が始まりました
かなりの広範囲で多数の工事が同時進行しています
これらは川の流れを塞き止めたり変えたり
支流まで大規模工事
名目は河道整備工事、自然再生工事、
土手があるんだから洪水対策はもうそれで十分でしょう
それなのに今度は河川敷に公園やグランドを作り
それらを増水から守ろうと川を更に低い高さで護岸する
何回も何回も川を掘り起こしてはまた埋めて
さんざん流れを変えた末にコンクリートの用水路に
変貌させてしまうのです
広大な河川敷も含めたその全てが
一次的とは言えどこもこんな有り様では
魚達を含め色々な生物達があまりにも可愛そう
(誰もこんなの望んでないよ・・・)
またお得意のテトラを入れるのでしょうが
そうすれば川はただの真っ直ぐなチャラ瀬が続く
魅力がないものにどんどん変わっていきのに
生命感がある川、豊かな川は曲がりくねり
河原には草木が生い茂り、深みや淀みや
瀬など色々な顔がたくさんありそれが生命を育むと言うのに・・・
それでもこんな環境でも着々と生き抜く
強い生命力の生物達も実際にはたくさんいる訳で
それはそれで嬉しい事なのです
しかし、それらだけを見て豊かな川だと
思い込んでしまうのはあまりにも浅はかな事
水中の生物だけでなく川辺にすむ生物達は
きっと窮屈な思いをしていると思うのです
処理施設の進化で水質は確かに昔よりも
良くなっていると感じます。ですから、どうかこんな安易な
工事が減る事を祈らずにはいられません
もっと自然と共存する方法はないのでしょうか?
何も名案が浮かばなくても何も行動出来なくても
そこにはきっと川を大事にしたいと言う思いだけは
確実に残るわけで何も考えない時よりも私的には
かなりの前進の気がします
今更ですがゴミを拾うなど自分の出来る事から
少しづつ行動して行きたいと思います
壊すのは簡単ですが取り戻すのはもの凄く難しい自然
後世へ出来るだけ多くの良い環境が残ります様に。。。