麻奈美の店の近くの店で待ち合わせ…

仕事が少し押したので、遅れて到着した。

彼女は1人でカウンターで飲んでいた…

結婚前は1人でも飲み歩いていたと言う彼女の事だから不思議はなかった。

マスターとは顔見知りのようだった…

そう、麻奈美は一度結婚してわけあって今はバツイチであり…今さらながら、どうしてこの女に惹かれるのか我ながら不思議だった。
しかし、酒を飲みながら、この女の屈託のない笑顔を見ているだけで、なんとも言えない充足感や心の欠落した部分が満たされるような気分になる…

彼女を僕の知っている、いろんな所へ連れて行きたいと思う。

やっぱり俺は本気なのか?
そしてこのころから、僕はもう引き返せないところまで壊れ始めていたのだと思う。

仕事や家庭やカードの残高よりも、麻奈美の笑顔を見る事が最優先事項となっていたのだから…